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ガンプラ初心者に必要なスジ彫り道具は4つだけ【最小限でOK、数をこなそう】


どうも、スジボリにロマンを感じてる、ジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回はガンプラ初心者に「これだけは鉄板で必要だよね。」というスジボリ道具をまとめました。
おすすめのスジボリ道具は下記のとおりです。
どれも使いやすいので、参考にしてみてくださいね。
そして、記事後半ではスジボリの工程やキレイにスジボリするコツまで解説してるので、上手くスジボリできるようになりますよ。
スジボリデビューしてカッコいいガンプラ作りましょう!
わかりやすくまとめてるので、早速本文をどうぞ。
では、まいりましょう。
ガンプラ初心者に必要なスジボリ道具4つ


ガンプラ初心者は次の4つの道具があればバッチリです。
以上の4つですね。
③のけがき針と④のスジ彫りヤスリは「あれば便利」程度ですが、①タガネ or ラインスクライバーと②スジボリガイドテープは必須です。
では、それぞれ役割があるので詳しく見ていきましょう。
①:BMCタガネ(品薄ならラインスクライバー)


まずはスジボリ堂の「BMCタガネ」です。
新しくスジボリを彫るときや、既存のモールドを彫り直すときに使うスジボリの必須ツールで、これがないと何も始まりません。



スジボリ道具はいろいろありますが、スジ彫りにはBMCタガネが一番使いやすいです。
理由は「とにかくキレイに彫れるから」ですね。
普通に使うだけで「キレイなスジボリになる」ので、とりあえずBMCタガネを選んでおけば失敗はしないかと。
あと、0.1とか0.5とかいろんな太さがありますが、いろいろ揃える必要はないです。
最初の1本目は0.15mmを選べばOKです。HGからMGまで1本でオールマイティーに使えますよ。
約3,000円ほどしますが、正直、ここは外せませんね。スジボリするのにまず必要なのはBMCタガネです。
タガネとこのあと紹介してる「スジボリガイドテープ」はスジボリの必須ツールなので、ぜひご用意くださいね。


ただ、BMCタガネは基本的に、在庫不足。
BMCタガネは1本1本、職人の手作業で作られていて、生産量は多くありません。なので、現在は在庫不足で手に入りづらい状況です。
手に入りにくく転売で価格が高騰してるので、購入前は公式サイトで定価を確認しつつ判断してくださいね。
代替としてラインスクライバーがおすすめ


とはいえ、買えないとスジボリできないので、BMCタガネ以外ならハイキューパーツの「ラインスクライバー」がおすすめです。
1本2,000円ほど。持ち手が不要で、コスパも使い勝手もいい感じですね。当ブログからも毎月100本ほど売れてるほど人気です。


ラインスクライバーを実際に使ったレビューは下記に書いてます。


道具は「使いこなしてナンボ」なので、タガネが買えないならサクッとラインスクライバー買ってスジボリ慣れしたほうが早く上手くなりますよ。



スジボリは「道具」より「慣れ」です。
どうしてもタガネが欲しい!なら、まずラインスクライバーでスジボリに慣れつつ、再販を待つのもいいと思います。
※追記:ラインスクライバーが売り切れてた場合
もしラインスクライバーが売り切れてた場合は、スジ彫りカーバイトがおすすめです。
持ち手が必要ですが、BMCタガネに匹敵する彫り心地。下記のホルダーセットだと一式揃って便利ですよ。


②:スジボリ用ガイドテープ


続いて必要なのは、「スジボリ用ガイドテープ」ですね。
スジボリ用ガイドテープは定規と同じような役割で、まっすぐな線を書く(スジボリをする)のに必要です。
フリーハンドだとヨレヨレな線になっちゃいますからね。
定規だと大きくてジャマなので、スジボリ用に小さく硬めのテープにしたものがスジボリガイドテープなんですね。
まっすぐキレイなスジボリをするために、ガイドテープは必須ツールです。
下記の理由から、ハイキューパーツの「スジボリ用ガイドテープ」がおすすめです。
スジボリ用ガイドテープがおすすめな理由
- テープの硬さがちょうどイイ
- まっすぐテープが貼りやすい
- 透明なので手元が見やすい
1つ30m巻きで、一度買えば長く使えますよ。
太さは3ミリが圧倒的に使いやすいです。


タガネ or ラインスクライバーとセットで、スジボリ用ガイドテープを用意しましょう。
おすすめのガイドテープや使い方は下記をご覧ください。
③:けがき針(モデリングスクライバー / スジ彫りライナー)


3つ目の道具は「けがき針」で、タガネやラインスクライバー同様、スジボリを彫るためのツールです。
けがき針は名前のとおり、先端が針になっていて、どんな方向でも動かしやすい特徴があります。


タガネや他のスジボリ道具と違い、
- 曲線のスジボリを彫るとき
- 曲面のモールドを彫り直すとき
- 丸いモールドを彫るとき
上記の場面で使いやすいです。
かんたんに言うと、曲線用のスジボリ道具ですね。


僕はハセガワのモデリングスクライバーを使っていて、ほどよい重さで使いやすいですよ。


コスパで探すならミネシマの筋彫りライナーがおすすめ。


とはいえ、タガネやラインスクライバーに比べると、登場回数は少ないです。
なので、まずはタガネとかラインスクライバーを使いつつ「この曲面はきついかも……」となったら、けがき針を導入を考えましょう。
ガンプラにオススメのケガキ針については「【結論】ガンプラ初心者にオススメのケガキ針5つ【こだわる必要なし】」の記事でまとめてるので、気になる方はチェックしてみてください。


④:スジ彫りヤスリ(モデリングスクライバー けがき鋸 / エッチングノコ)


4つ目の道具は「スジ彫りヤスリ」です。
「目立てヤスリ」と呼ばれる道具で、「彫る」というより「削って」スジボリする道具です。
合わせ目消しなど接着した箇所のスジ彫りに使います。
接着した部分をタガネとかでスジ彫りしようとすると、接着剤が盛り上がってたりして、まっすぐスジボリするのが難しいんですよね。
スジ彫りヤスリだと接着剤の盛り上がりごと削れるので、合わせ目消しをした後のスジ彫りとかに使いやすいです。


円形パーツのスジボリもくるーっと回すだけで、やりやすいです。
ゴッドハンドの「スジ彫りヤスリ」はガンプラ用に作られた目立てヤスリなので、絶妙に使いやすいのでおすすめ。
右手用・左手用があるので利き手に合わせてどうぞ。HGメインに作るなら、サイズは極小が使いやすいですね。


高いなぁと思う方は、ハセガワのモデリングスクライバーけがき鋸(のこ)やタミヤのエッチングノコでも同じように使えますよ。
スジボリ作業は簡単!作業工程は3つだけ


スジボリに必要な道具がわかれば、次は実際のスジボリ作業を見ていきましょう。
といって、作業工程は3つだけなので、わりとかんたん作業だったりします。
作業工程は次の3つ。
- 下書きする
- ガイドテープを貼る
- ゆっくり彫る
これだけです。では、1つずつ見ていきましょう。
①:下書きする


まずはパーツにどんなスジ彫りにするかを下書きします。
修正できるようにシャーペンで下書きするのがベターですね。
書いたり消したりして、好みのスジ彫りの下書きをしましょう。
スジボリのデザインに迷うなら、Twitterとかネットの作例やガンプラ本を参考にしてみるといい感じですよ。
いきなりカッコよくは難しいので、まずは好みのデザインを見つけて、真似からスタートです。
②:ガイドテープを貼る


続いて、下書きに沿ってスジボリガイドテープを貼ります。
この時の注意点としては「テープの粘着面を手で触らりすぎないこと」ですね。
ペタペタさわると粘着が弱くなって、貼り付きにくくなります。
なので、人によってはピンセットで貼ったりもしますね。



下書きにそって、スジボリガイドテープを切って貼り付けましょう。
③:ゆっくり彫る


ガイドテープが貼れたら、ガイドテープに沿って”ゆっくり”彫ります。
ここが最重要ポイントで、いそがず”ゆっくり”彫ってください。
「彫る」といってもまずは「ガイドに沿ってすぅーっと滑らす」ぐらいでOK。
やってみるとわかりますが、「これでいいの?」ぐらいの力加減でも、数回なぞるとちゃんと彫れるんですね。
「優しく、何回もなぞる」がポイントです。
ちなみに彫る回数は、人によって様々ですが、だいたい10~20回の間で決めるといいと思います。



僕は新規スジ彫りは20回、既存モールドの彫り直しは10回と決めて作業してます。
しっかり彫れてるほうがスミ入れ塗料がきっちり入るので、回数を決めて彫ってみてくださいね。
スジ彫りができたら、歯ブラシとかで削りくずを掃除して完了。


あとは各パーツで同じことを繰り返すだけですね。



伝統工芸職人になった気分で、コツコツ、じっくりスジ彫りがんばりましょう!
ちなみに、今回紹介した工程は、ほんの一例にすぎません。人によっては「下書きせず、デザインナイフからスタート」する方もいます。
スジ彫り作業はいろんなやり方があるので、いろいろトライしてみて、自分にあったやりやすい作業工程を見つけてみてくださいね。
スジボリを左右対称に彫る方法など、スジボリに関することは下記にまとめてるので、チェックしてみてください。


キレイなスジボリにするために超大事なポイント


キレイなスジボリをするためのポイントは次の3つ。
- めんどくさがらないこと
- 力を入れずに彫ること
- 道具に慣れること
上記の3つですね。詳しく見ていきます。
テクニック論じゃなく、どちらかというと、メンタル論っぽくてすいません……。でも超大事なので読んでみてください。
①:めんどくさがらないこと
これは自分に向けて書きました。笑
スジ彫りはめんどくさがっちゃダメです。まじで。
というのも、スジ彫りは時間がかかるし、地味すぎる作業なのでついついめんどくさくなって、サクッと終わらせようとするんですよね。
- 力で削ろうとしたり
- 下書きとばしたり
- 勢いで彫ったり
そうするとだいたい汚いスジ彫りができあがります、、、。歪んでたり、はみ出てたり、、、。
キレイなスジ彫りは丁寧に時間をかけて作られてるので、まずはめんどくさがらずに作業しましょう!



と自分に言い聞かせてます。笑 「神は細部に宿る」なので、めんどくさくてもファイトです!
②:力を入れずに彫ること
スジボリをキレイにするには「どれだけ優しく彫れるか?」にかかってます。
細かいこと抜きにして、「ゆっくり優しく何回も彫る」を心がければ、間違いなくキレイなスジボリになります。
さきほども書きましたが、力を入れると歪んだりはみ出てたりするからですね。
スジボリは「ゆっくり優しく」が基本かつ最大のポイントです。
③:道具に慣れること
最後は「道具に慣れること」ですね。
どれだけ良いペンを買っても絵がうまく書けないのと同じですね。
逆に、使いこなせればどんな道具でもキレイなスジボリが彫れます。
下記はセイラ・マスオさんの作例ですが、スジボリに使ってる道具はカッターナイフです。
極端な例かもですが、どんな道具でも使いこなせればキレイなスジボリができます。
道具なんて本当はなんでもよくて(ちょっと言い過ぎかもですが)、それより手に入れた道具に慣れて使いこなすほうが大事だったりしますね。



キレイなスジボリを彫るためには、まずもって使う道具に慣れましょう。
そのためには、とにかく数をこなすこと。絵とかも同じですが、いきなりキレイに書けないですよね?たくさん書いてだんだん上手くなるはず。
スジ彫りも同じで、数をこなすと自然とキレイにスジボリができるようになってきますよ。
何事も練習大事です。
まとめ:ガンプラのスジボリは道具を揃えて、道具に慣れよう!


今回はスジボリの道具について書いてきました。
最後に改めて、これからスジボリデビューするガンプラ初心者に必要な道具をまとめますね。
上記がおすすめです。
とはいえ、スジボリに大事なのは「道具」より「慣れ」なので、道具選びに消耗しすぎないようにしてくださいね。
買いやすい道具をサクッと揃えて、数をこなすほうが圧倒的に上手になれますよ。
では、今回は以上です。これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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