どうも、スジボリしすぎて「細い線」が全部スジボリに見えてくる、ジェリド・メサ夫です笑。
今回はガンプラにスジボリをする方法を詳しく書きました。
先に手順をまとめると、以下のとおりです。
- 下書きする
- ガイドテープを貼る
- ゆっくり何回も彫る
- 表面を整える
「初めてスジボリに挑戦します!」という初心者でもいい感じのスジボリができるように、本文でわかりやすく解説してます。
後半には、スジボリ失敗した時の対処法や、よくある悩みまで解決します。
本記事を読めば、今日からガンプラ制作力が5レベルぐらいあがりますよ。
では、カップラーメン待ってる間に読めるボリュームなので、さっそく中身をどうぞ!
ガンプラにスジ彫りをする方法【手順4つ】
- 下書きしつつ、デザインを考える
- 下書きにそって、ガイドテープを貼る
- ガイドテープにそって、ゆっくり何回も彫る
- スジボリした面を整える
少し前に書いたとおりで、スジ彫りをする方法は上記手順どおりにやればOKです。
次の項では、1つずつ写真付きで解説していきます。
スジボリのやり方はいろいろありますが、これから紹介するのはスタンダードなやり方なので、参考にしてくださいね。
ちなみに、今回紹介するスジボリに使ってる道具は、以下の4点です。
スジボリには道具が必要なので、先に揃えておいてくださいね。
使う道具詳細は、こちらのガンプラ初心者におすすめのスジ彫り道具は4つだけ【最小限でOK、数をこなそう】で解説してるので、気になる方はチェックしてみてください。
①:下書きをしつつ、デザインを考える
まずはどんなスジボリにするのかを、下書きしつつ考えましょう。
「下書きしつつ」と書いたのは、手を動かしながら考えるほうが、わりといい感じのアイデアがでやすいからですね。
そして、最初からカッコいいスジボリは難しいので、まずは既存のモールドとか、パーツの角をつなぐ感じのかんたんなスジボリにしましょう。
あんまり複雑にするとあとで「うわぁ、難しい……」となって、モチベーション下がるかもです。
もしスジボリデザインに迷うなら、Twitterとかガンスタとかガンプラ本の作例を参考にして考えてみてください。
調べつつ「カッコいいなぁ。」と思ったスジボリを参考にすればOKですね。
Twitterで「ガンプラ スジ彫り
」とかで調べると、かっこいいスジ彫り例がけっこう出てきますよ。※「ガンプラ スジ彫り」の検索結果を見る
作例を見たりして、簡単でいいのでまずは、下書きをしつつスジボリデザインを決めます。
ちなみに、スジ彫りのパターンについては【発見】ガンプラのスジ彫りパターン4つをサンプル付きで解説【センスは不要】でまとめているので、こちらのデザインの参考にしてみてください。
②:下書きにそって、ガイドテープを貼る
続いては、下書きにそってスジボリ用ガイドテープを貼ります。
手順はたった2つ。
以下のような感じで、パーツの形状によってガイドテープを使い分けましょう。
- 平面、ゆるい曲面なら「スジボリ用ガイドテープ」を使いつつ、
- 上記だと貼りづらい曲面や曲線パーツなら「クリアラインテープ」使う。
尚、おすすめのガイドテープは、こちらのガンプラのスジ彫りにおすすめのガイドテープ2つ【使い方も解説】をご覧ください。
そして、テープは手でベタベタ触りすぎると粘着弱くなるので、なるべく端っこを持って貼り付けてくださいね。
緊張して手汗がつく!とかならピンセットで貼るといい感じです。
ちなみにテープの貼り方は、以下の2パターンあります。やりやすい方法で下書きにテープを貼りましょう。
- 1本のスジボリごとに1回テープを貼る
- 最初からまとめてテープを貼る
あんまり何回もテープつけたりはがしたりしてると、下書き消えるので要注意です!
③:ガイドテープにそって、ゆっくり何回も彫る
あとはガイドテープにそってスジボリを彫っていくのみ。
彫るときは力を入れずに、ゆっくり「なぞる」ぐらいの感覚で彫ってくださいね。
力を入れてしまうと、以下のような感じで失敗して、ムダな修正作業が増えてしまいます。
- スベって関係ないところを彫ってしまう
- 行き過ぎてムダなところまで彫ってしまう
ガンプラはプラスチックで出来てるので、力はいらないんです。
タガネとかけがき針などの刃の部分で何回もなぞると、ちゃんと自然にキレイなスジボリが彫れるので、力を入れず優しくなぞりましょう。
彫る回数は10回~20回ぐらい彫ればいい感じになると思います。ちなみに僕は20回と決めて彫ってます。
ちなみに、彫るときは1回で全部彫らずに、直線ごとに彫ってくださいね。
そして、彫るときはパーツの終わりとか、パーツの角とか、スジボリが止まる方向にむけて彫るとはみ出しにくくなりますよ。
ガイドテープにそって、ゆっくりなぞるように何回も彫りすすめてください。
④:スジボリした面を整える
スジボリが彫れたら、ヤスリがけして表面を整えます。紙やすりでもスポンジヤスリでもOK。
800番か1000番ぐらいまでヤスリがけすればキレイになります。
ヤスリがけできたら歯ブラシでササッと彫りくずを掃除したらスジボリ完成です。
以上がスジボリをする方法で、あとは各パーツごとにこれを繰り返すだけなので、がんばってみてくださいね!
スジボリを左右対称に彫る方法
続いては、キレイに左右対称のスジボリを彫る方を解説していきます。
方法は次の2つあるので、やりやすそうな方を試してみてくださいね。
- スジボリ用のテンプレートを作る
- 長さを測定して彫る
それでは見ていきましょう!
その①:スジボリ用のテンプレートを作る
1つ目は、テンプレートを作る方法です。
キレイに左右対称にスジボリするならこの方法がおすすめですね。
テンプレートはわりと簡単に作れて、作り方は下記の手順です。
- 下書きする
- マスキングテープを貼って写す
- 写ったマスキングテープをプラ板に貼る
- プラ板をカットしてテンプレート完成!
サクッと解説していきます。
①:下書きする
普通にスジボリするのと同じで、パーツに下書きします。
②:マスキングテープを貼って写す
下書きしたパーツにマスキングテープを貼ってこすります。
そうすると、下記画像のように下書きがマスキングテープに写ります。
薄くても見えればOKです。
見づらいならマスキングテープに書き足しましょう。
③:写ったマスキングテープをプラ板に貼る
マスキングテープに下書きが写ったら、0.3ミリのプラ板に貼り付けます。
別に0.5ミリとかでもいいんですが、0.3ミリが良い理由はカットしやすいからです。
④:プラ板をカットしてテンプレート完成!
プラ板をカットして、完成です。
完成したテンプレートをパーツに貼り付けて、ガイドにしてスジボリをします。
もしテープで貼り付けにくい場合は、瞬間接着剤を1滴ほどつけて接着しましょう。
瞬間接着剤で固定して、スジボリが終わったらデザインナイフをパーツとテンプレートの間に入れてちょっとこじると外れます。
接着跡が気になるならヤスリがけすればOKですね。
これでスジ彫り完成です。
片方が終われば、テンプレートを裏返すと反対側のパーツに使えます。これで左右対称にスジボリができますよ。
作ったテンプレートは置いといて、また次のガンプラにも使えるので、ムダにならないのも嬉しいですね。
ということで、左右対称にスジボリをする方法の1つ目は、テンプレートを作る方法でした。
続いて2つ目を解説していきます。
その②:長さを測定して彫る
2つ目の方法は、片方に入れたスジボリの長さを測定して、もう片方に左右対称のスジボリをする方法です。
ノギス
ノギスはデジタルのものだと、いちいちメモリ数えなくていいので楽ちんです。
測定した長さをもとに、下書きをしつつ、あとはガイドテープを貼ってスジボリをすれば左右対称になります。
入り組んだ細かい部分や、テンプレートだと作りにくいパーツとかにオススメの方法です。
慣れるとテンプレートを作るより早いので、このへんは一度やってみて、好みの方法を試してみてくださいね。
ガンプラのスジボリに正解はない
色んな作例解説を見ても、スジボリのやり方や使う道具は十人十色。スジボリデザインやスジボリのやり方は自由です。
決まったやり方なんてないので、いろいろ試して「自分のやりやすい方法」を見つけるのが一番だったりします。
今回は「下書き → ガイドテープ → 彫る」というスタンダードな方法を紹介しましたが、下記のように人によって手法は様々です。
- 下書き → テンプレ作成 → 彫る
- 下書き → 0.3ミリの透明プラ板をガイドにする → 彫る
- 下書き → 定規をガイドにする → 彫る
- 下書きなし → フリーハンドでデザインナイフ → 彫る
- 下書きなし → カッターナイフ → 彫る
ちなみに僕は「下書き → デザインナイフ → スジボリヤスリ → タガネ(ラインスクライバー)」の順番でスジボリしてまして、いろいろやってこの流れが一番スムーズなんです。
現在は「下書き → カッターナイフ → スジ彫りヤスリ → ラインスクライバー」の順番です。
たまに「下書き→ガイドを使いつつタガネ(ラインスクライバー)」な時もあり、作業を続けると、自然とやりやすい様に変化していきます。
ようはカッコいい、自分好みのスジボリができればいいので、いろいろやってみて、一番しっくり来る方法でスジボリしてみてくださいね。
スジボリに正解はないので、ガンガン彫って、ガンガン上手くなりましょう!
ガンプラのスジボリでよくある悩みと解決方法まとめ
- 失敗したら、どうすればいい?
- どんな太さで彫ればいい?
- どんな道具を使えばいい?
- デザインにパターンはある?
- 練習におすすめのキットは?
よくある悩みは上記の5つ。
ではそれぞれ見ていきましょう!
悩み①:失敗したら、どうすればいい?
ちょっとはみ出たぐらいの失敗なら、400番でヤスリがけすれば、わりと消えます。
それでも消えないなら、瞬間接着剤を塗ってヤスリがけすればOK。
この時、つまようじを使うと瞬間接着剤が塗りやすいです。
瞬着が乾いたら、ヤスリがけしましょう。
ある程度削ると、キレイに消えます。
あと、スジボリをやり直したり、埋めるぐらい修正する面積が大きいなら、以下のツールでリカバリーできます。
- パテ
- 瞬間パテ
- 溶きパテ
とはいえ、スジボリの修復ってわりと面倒なので、理想は「失敗を少なくする」ことです。焦らず、じっくりゆっくりスジボリしましょう。
失敗したときの対処法は、こちらの【簡単】ガンプラのスジ彫りに失敗したときの対処法まとめ【コツも紹介】でまとめてます。
悩み②:どんな太さで彫ればいい?
基本は0.15ミリがオススメです。
0.15ミリ1本あると、HG~MGまで幅広く使えるからですね。
細めが好みなら0.1ミリ、太めが好みなら0.2ミリといった具合です。
僕も0.15ミリばかり使っていて、0.15ミリ1本あれば困りません。
あと、マイナスモールドを彫るなら0.5ミリがいい感じです。
悩み③:どんな道具を使えばいい?
おすすめの道具は、こちらのガンプラ初心者におすすめのスジ彫り道具は4つだけ【最小限でOK、数をこなそう】でまとめています。
悩み④:デザインにパターンはある?
いろいろあるので、Twitterとかガンスタ、あとはガンプラ本とかで色んな作例を見つつ、好みのデザインパターンを見つけましょう。
好みのスジボリデザインが見つかれば、あとは真似しつつ練習あるのみ。そうすると、だんだんと手がパターンを覚えてくれます。
スジ彫りのパターンについては、こちらの【発見】ガンプラのスジ彫りパターン4つをサンプル付きで解説【センスは不要】をご覧ください。
あとは、エッチングガイド
エッチングガイドを含むガンプラにおすすめのテンプレートは、こちらの【厳選】ガンプラのスジ彫り用テンプレートのおすすめ3つ【使い方も解説】にまとめています。
悩み⑤:練習におすすめのキットは?
基本的には、好きなキットでやればいいと思います。
とはいえオススメを書くなら、安いキットでしょうか。5,000円のキットで練習とか贅沢すぎですから笑。
HGとか最近だと、EG(エントリーグレード)とか安くて練習にはもってこいですよ。
EGストライクとか700円ぐらいなので、お手頃かと。
おすすめのガンプラは、こちらの安いおすすめのガンプラ23選【かっこいいキットまとめ】をどうぞ。
まとめ:スジボリをしてカッコいいガンプラを作ろう!
今回はガンプラのスジボリについてまとめてみました。
最後にもう一度まとめます。
スジボリができると、素組のガンプラでは味わえないかっこよさがあるので、ぜひスジボリに挑戦してみてくださいね。
尚、今回はスジボリについて解説しましたが、併せて必要な工具も何点か紹介しました。
ガンプラ制作に工具は本当にたくさんいるので、一覧で必要な工具を知りたい方は、こちらのガンプラのおすすめ工具25選!初心者から上級者まで便利な道具セット・グッズまとめをどうぞ。
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