この記事で解決できる悩み
- スミ入れの方法をわかりやすく知りたい!
- どんなツールを使えばいい?
- 初心者なので、何をどうすればいいのかわからない。
- スミ入れしてカッコよく仕上げたい!
どうも、夕方になると「はやく仕事を終えてガンプラ作業したい!」とソワソワしてる、ジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回はこれからスミ入れやってみたい!けどどうすればいいの?と悩んでるガンプラ初心者に向けて、スミ入れをわかりやすく解説していきます。
スミ入れに使うツールを説明しつつ、使い方も書いてます。
記事後半ではスミ入れはいつするの?など、よくある疑問も解決できる内容になってるので、今日からスミ入れスタートできて、カッコいいガンプラが作れるようになりますよ。
では、前置きはこのあたりにして、本文をどうぞ!
ガンプラのスミ入れは「リアル感を出す」ために必要

スミ入れはモールド(溝)に色をつけて、
- パーツの境界
- 装甲の影
上記を表現することで、ガンプラにリアル感を出すための作業です。
ツルッとしたパーツにスミ入れすることで「別部品に見える」ので、情報量が増えて、カッコよくなります。
写真を見るとわかりやすいと思うので、スミ入れあり・なしの画像比較をご覧ください。

スミ入れしてるほうが、パーツの境界がはっきりして、立体感が出てリアルな感じになってカッコいいですよね。
簡単に書くとスミ入れは「リアルに見せてカッコよく仕上げる技」です。
写真を見てわかるとおり、スミ入れの効果は絶大なので、カッコよく仕上げるには必須作業です。
ガンプラのスミ入れに使うツールは5種類

スミ入れの重要性がわかったら、次はスミ入れに使うツールの話です。スミ入れの準備編みたいな感じですね。
スミ入れに使うツールは下記の5種類あります。
- スミ入れペン 極細タイプ
- スミ入れペン 流し込みタイプ
- スミ入れペン ふでペン
- スミ入れシャープペン
- スミ入れ塗料
上記の5つです。
ちなみにスミ入れに5つ全部必要じゃなくて、どれか1つ、もしくは2つを組み合わせて使います。
僕はスミ入れ塗料を使ってますが、初心者なら極細タイプか、ふでペンタイプがおすすめですね。
まずはペンタイプを使いつつ、少し慣れたらスミ入れ塗料を使いましょう。
いきなり5つも紹介されると迷うと思いますが、「どんな人にどのツールがおすすめなのか?」を下記にまとめたので参考にしてください。
おすすめツールと、おすすめな人
- スミ入れペン 極細タイプ:細い油性ペン。スミ入れしたい箇所をなぞるだけ。難しい作業が苦手な人向け
- スミ入れペン 流し込みタイプ:溝にインクを流して使う。サクサク作業したい人向け
- スミ入れペン ふでペン:はみ出しを気にせず、ダーッとなぞって拭き取って使う。不器用な人向け
- スミ入れシャープペン:普通より細い0.3ミリのシャーペン。シンプルにラインを書く。塗料とかインクが嫌な人向け
- スミ入れ塗料:溝に塗料を流して使う。難しそうやけど慣れるとペンよりうまくできる。これからもガンプラ続ける人向け
上記のとおりがおすすめです。
ちなみに5つのツールそれぞれの使い方はこのあとの「スミ入れする方法」の箇所で解説してます。
5つのツールについては下記の記事で詳しく解説してるので、気になる方はチェックしてみてください。

また、それぞれの比較は下記をどうぞ。

ガンプラにスミ入れする方法をツールごとに解説

続いて実際にガンプラにスミ入れする方法を書いていきます。スミ入れ実践編ですね。
先ほど紹介した、
- スミ入れペン 極細タイプ
- スミ入れペン 流し込みタイプ
- スミ入れペン ふでペン
- スミ入れシャープペン
- スミ入れ塗料
上記の5ツールごとに解説していきますが、基本的にはどのツールも「スミ入れする部分に塗料やインクを塗って(流して)、はみ出した部分を拭き取ればスミ入れ完了」です。
ではそれぞれ見ていきましょう。
スミ入れペン 極細タイプ

スミ入れ用に先が細い油性ペンです。


油性ペンなのでシンプルに「スミ入れしたい箇所をなぞる」ことでスミ入れします。
ステップ①:スミ入れ箇所をなぞる

ステップ②:完成

もしはみ出してしまった場合は、乾いたあとで消しゴムで消すことができます。
消しゴム以外だと「ガンダムマーカー消しペン」でも消すことができます。
消しペンだとゴシゴシこすらなくても、インク成分で簡単に拭き取れるので楽ちんですね。
以上が極細タイプを使ったスミ入れ方法で、少し太めのスミ入れになりますが、なぞるだけなので難しい作業しなくてもスミ入れできます。
スミ入れペン 流し込みタイプ

流し込みタイプはペン先を軽く押しあてると「ペン先からインクが流れてくる」ペンです。


スミ入れの方法は、スミ入れしたい部分にペン先を押し当てて、溝にインクを流します。
ステップ①:スミ入れ箇所にペン先を押し当てる

ステップ②:塗料を流しこんで完成

1回では流れきらない場合は、数回ペン先を押し当てればOK。
乾いてからペン先を当てた部分や、はみ出した部分を消しゴムで消して完了です。
極細タイプと同じく「ガンダムマーカー消しペン」だと消しやすいです。
以上が流し込みタイプを使ったスミ入れ方法で、溝がない部分にはスミ入れできないけど、全部なぞらなくていいからサクサク作業できます。
スミ入れペン ふでペン

ふでペンはこれまでのペンと違い「水性」で、先が柔らかいペンです。


「水性」で簡単に拭き取れるので「はみ出して拭き取る前提」で使用します。
スミ入れの方法は、スミ入れする部分を「はみ出していいから」とにかくなぞります。
ステップ①:スミ入れ箇所をなぞる

ステップ②:はみ出した部分を拭き取れば完成

なぞったあとは、乾く前に綿棒でダーッと拭き取ります。
綿棒以外にティッシュでも拭き取れます。はみ出しを拭き取ってスミ入れ完了です。
もし乾いてしまったら、つまようじでこすったり、消しペンで消せます。
以上がふでペンを使ったスミ入れ方法で、なぞる手間がかかるけど、はみ出しを気にしなくていいから不器用な人でも安心ですね。
スミ入れシャープペン

「スミ入れシャープペン」は通常のシャープペンより少し細めのシャーペンです。

通常のシャーペンは0.5ミリでスミ入れ用は0.3ミリ。
とはいえ、細い以外は普通のシャーペンなので、スミ入れしたい部分をなぞってスミ入れします。
ステップ①:スミ入れ箇所を数回なぞる

ステップ②:完成

1回だと薄いので何回もなぞってスミ入れ完了です。
もしはみ出したら消しゴムで消せばOKです。
シャーペンなので触りすぎると消えますが、塗料とかインクとか苦手な人はシャーペンでスミ入れしましょう。
以上の4つがペンタイプでスミ入れする方法でした。
ペンタイプについては下記でさらに詳しいメリット・デメリットを書いてるので、詳しく知りたい方はご覧ください。

シャーペンタイプは別途記事でも紹介してます。

スミ入れ塗料

最後はスミ入れ塗料を使ったスミ入れ方法です。
スミ入れ塗料とはタミヤがエナメル塗料を「スミ入れに最適化」して販売してる塗料です。
スミ入れの方法は流し込みタイプと同じで、モールド(溝)に塗料を流してスミ入れします。

ちなみに、ビンのフタ裏に筆がセットされていて、その筆先を溝にちょろっと当てるだけでOKです。
ステップ①:スミ入れ箇所にブラシを当てて塗料を流す

ステップ②:はみ出した部分を拭き取れば完成

拭き取りは「エナメル溶剤」という専用液を綿棒に含ませて拭き取れます。
専用液でしか消えないけど、専用液だけあって、完全に乾いてても簡単に拭き取れますね。
以上がスミ入れ塗料を使ったスミ入れ方法で、専用液が必要になるけど、慣れるとペンよりキレイにスミ入れできるので、これからもガンプラを続けるならスミ入れ塗料がベストです。
スミ入れ塗料について詳しく知りたい場合は、下記をご覧ください。

以上がスミ入れツールと、スミ入れの方法でした。
とはいえ、スミ入れするにあたり色々疑問があると思うので、解決していきます。
ガンプラ初心者がスミ入れするときに気になる疑問を解決

スミ入れするにあたり、下記のようがことが気になると思います。
- スミ入れする順番やタイミングはいつ?
- 何色でスミ入れしたらいいの?
- キレイに拭き取るには?
スミ入れする順番やタイミングはいつ?
スミ入れは「ほぼ最後」でOKです。
組み立てながらスミ入れするのもアリですが、まとめてやったほうが効率よく作業できます。
また、デカール(シール)はスミ入れのあとに貼りましょう。先にデカール貼ってしまうと、スミ入れの邪魔になるし、塗料やインクで汚れてしまうからですね。
具体的な作業の流れを書くので参考にしてみてください。
- パーツの切り離し
- ゲート処理
- 組み立て
- 塗装
- スミ入れ
- デカール
- トップコート
上記が作業の流れの一例です。これを参考にしつつ、塗装しないなら塗装をスキップするなどして作業してみてくださいね。
スミ入れするタイミングは塗装する・しない、トップコートする・しないで多少変化するので、下記も合わせてご覧ください。

何色でスミ入れしたらいいの?
基本は「成型色に近い色」を選べばOKです。
似た色を選ぶと、スミ入れが悪目立ちしないからですね。
下記はパーツのスミ入れカラー分け表なので、参考にしてみてください。

とはいえ、そんなに色を用意するのが面倒な場合は「ダークグレー」を使いましょう。
このあたりのことは下記にわかりやすく書いてます。

キレイに拭き取るには?
拭き取りをキレイにするコツは下記の3つ。
- 塗料に合った溶剤を使う
- 綿棒はこまめに取り替える
- 焦らずじっくり作業する
スミ入れ塗料ならエナメル溶剤を使う、ペンタイプなら消しペンを使うといった具合に、それぞれツールにあった溶剤を使うとキレイに拭き取れます。
詳しくは下記にまとめてるので、拭き取り方に疑問がある方はぜひ読んでみてください。

まとめ:スミ入れに挑戦して、ガンプラをカッコよく仕上げよう!

今回はスミ入れについて解説してきました。
スミ入れはツールが色々あって難しそうに感じるかもですが、実際にやってみると意外とシンプルです。
シンプルですが、仕上がりにもたらす効果は絶大。
一度でもスミ入れを体験すると「スミ入れしてないガンプラがもったいなく感じる」ほどなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
もし、スミ入れしたけど「なんかうまくできない…」なら下記を読むと原因が解決できるはず。

まずはペンタイプでスミ入れしつつ、慣れたらスミ入れ塗料に挑戦してがんばりましょう!
では、今回は以上です。それでは楽しいガンプラライフを!