本記事はChatGPTなどのAIツールを使ってません。僕ことジェリド・メサ夫がコツコツと書いております。
【初心者向け】ガンプラのスミ入れが汚い原因と解決策をわかりやすくまとめました。

この記事で解決できる悩み
- ガンプラにスミ入れしてるけど、どうしても汚くなるの?
- 手順通りにやってるのに拭き取るとにじんだり、スミが消える。
- 何がダメなのか全然わからない。
- 一体どうすればキレイにできるの?
どうも、過去に『スミ入れ → 拭き取る → 消える → 怒りのスミ入れ → 拭き取る → 消えて愕然……』を1時間以上繰り返してたジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回は、スミ入れが汚くなるんだけど、どうすればいいんだろう……という悩みを解決すべく、記事を書きました。
スミ入れが汚くなっちゃうのは、ちゃんとした原因があります。
原因はいくつかありますが、1つ理由をあげるとすると『スミ入れしてにじむのは、つや消し塗料を使ってるから』といった感じです。
原因がわかれば「じゃあ、違う塗料にすればいい」と具体的な解決策がわかるので、汚いスミ入れにおさらばできますね。
そんな原因と解決策を本文で深掘りしてるので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
できる限り簡潔にまとめたので、該当部分だけサクッと読んでみてください。
タップできる目次
ガンプラのスミ入れが汚い原因と解決策まとめ

まずは、スミ入れが汚くなる原因を知っておきましょう。
原因がわかれば、あとは対処すれば解決できますね。
スミ入れが汚い状態と原因を分けると、次の4パターンに分かれます。
- 拭き取るとにじむ
- トップコートをするとにじむ
- スミが上手く流れない
- 拭き取ると消えてしまう
上記の4つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
拭き取るとにじむ原因と解決策
スミ入れをして、拭き取るとにじむ場合は、下記が原因かと。
- ふきとりが甘い
- 汚い綿棒を使い続けてる
- 表面がザラついてるから
ふきとりが甘い
この可能性はあんまりないんですが、たまにふきとりが甘い場合があります。
サッと1回だけ拭き取るぐらいだと、塗料が薄く伸びるだけなのでキレイになりません。
少なくとも、エナメル塗料だと5回、ふでペンタイプだと10回以上は拭き取りましょう。
スミ入れの拭き取り方を詳しく知りたい方は、下記にてまとめてるのでチェックしてみてください。
ガンプラ初心者でも簡単!スミ入れの拭き取り方まとめ【よくある疑問も解決】
汚い綿棒を使い続けてる

汚い綿棒やティッシュを使い続けてると、拭き取るどころか逆に汚れます。
汚れたまま使うと、綿棒などについた汚れが他の部分につくからですね。
肩パーツを拭き取ったら交換するなどして、定期的にきれいな綿棒を使いましょう。
もし、ポイポイ使い捨てるのに抵抗があるならガイアノーツのフィニッシュマスターなら長く使えますよ。
長く使えるフィニッシュマスター

表面がザラついてるから
表面がザラザラした状態でスミ入れするとにじみます。
理由は、ザラザラしてる=細かい凹凸がある状態で、中に入り込んだ塗料が拭き取れずに残るからです。
ツルッとした机にケチャップをこぼしても拭き取るのは簡単だけど、服についたら取れないのと同じですね。
表面がザラつく原因
- ヤスリがけが荒いから
- つや消し塗料を使ってるから
といったことですが、ヤスリがけは800番とか1,000番までやればまぁにじむことはないかと。
ほとんどは「つや消し塗料で塗装してる」から、表面がザラついて拭き取ったあとがにじみます。
表面をツルっとすればにじまないので、解決法は「表面のザラつきを消す」ことです。
具体的な解決策
- つや消し塗料を光沢・半光沢塗料に変更する
- つや消し塗料で塗装 → 光沢トップコートでツルっとさせる → スミ入れする
といった感じですね。
光沢塗料も最後につや消しトップコートを吹けばツヤが消えるので、色に問題なければ光沢・半光沢に変更すれば大丈夫です。
どうしても、つや消し塗料じゃないとダメなら、手間がかかるけど光沢トップコートをしてからスミ入れすればキレイにできます。
ちょっとややこしくなったかもなので、塗料ごとに流れをまとめますね。
塗料ごとのスミ入れの流れ
- 光沢・半光沢の場合:塗装 → スミ入れ → 仕上げのトップコート
- つや消しの場合 :塗装 → 光沢トップコート → スミ入れ → 仕上げのトップコート
といった感じで作業してみてください。
トップコートをするとにじむ原因と解決策
続いて、仕上げのトップコートをするとスミ入れがにじむ!という場合です。
にじむ原因は、トップコートがスミ入れ塗料を溶かしてるからですね。
スミ入れ塗料とトップコートの相性が合ってないです。
具体的には、
- ガンダムマーカー系でスミ入れした上からトップコート
- 水性塗料の上から「ラッカー系(油性)」のトップコート
といった場合に、にじみます。
トップコートでスミ入れがにじむ場合の解決策
- ガンダムマーカーでスミ入れするならトップコートをしない
- 「水性」のトップコートを使う
- エナメル塗料でスミ入れする
といった感じですね。
トップコートでにじむのは、スミ入れ塗料とトップコートの相性が悪いのが原因です。
なので、スミ入れ塗料を変更したり、水性トップコートを使いましょう。
水性トップコートだと、クレオスの「水性プレミアムトップコート」が、初心者でも失敗せず使えて便利です。

個人的には、エナメル塗料を使えばどのトップコートでもにじむことはないので、エナメル塗料でスミ入れするのがオススメです。
スミが上手く流れない原因と解決策
次は、スミが上手く流れず、仕上がりが汚くなる場合です。
原因は、
- モールド(溝)の彫り直しをしてない
- してても、彫りが浅いから
ですね。
もともとあるモールド(溝)でよくあることで、そのままスミ入れしても溝が浅いと流れが悪いです。
流れが悪いと、塗料が濃い部分と薄い部分ができるので、キレイに見えませんね。
ちょっと手間かもですが、スミがうまく流れない場合は、改めてモールドを彫り直しましょう。
ちなみに、モールドを彫るのは
- ケガキ針
- タガネ
- ラインスクライバー
などの、スジ彫り道具を使えばOKです。
スジ彫り道具に関しては下記に詳しく書いてるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
ガンプラ初心者に必要なスジボリ道具は4つだけ【最小限でOK、数をこなそう】
拭き取ると消えてしまう原因と解決策
拭き取ると消えてしまう原因は「溝がないから」ですね。
溝がないので、綿棒など拭き取るとスミが残らず消えます。
よくあるのは、谷折りになったパーツの段差部分とかですね。
谷なってますが、溝はないのでいくらスミを流したところで、拭き取ると根こそぎとれてしまいます。
わかりやすいように画像で解説すると、下記のようなパーツは段差はあるけど、溝はありません。

よく見る段差ですよね。
この段差パーツにスミを流してみます。

ちょっと、流しすぎましたが……。
まぁこれだけ流したほうがわかりやすいということで笑。
綿棒にエナメル塗料をつけて、拭き取ります。

軽く数回拭き取った結果が下記です。

「溝がない = スミが残る部分がない」ので、拭き取ると消えました。
拭き取ってもスミ入れが消えないようにするには、先程と同じで「彫ること」が必要です。
同じパーツを彫ってスミ入れすると、下記のようにキレイにスミ入れができます。

彫って溝ができると、拭き取っても消えなくなるので、拭き取って消える部分は彫りましょう。
以上が、スミ入れがにじんだり消えたりして汚くなる原因でした。
原因がわかれば、あとはそれにあった対処をすれば解決できるので、やってみてくださいね。
うまくできなくても、あんまりイライラしたり、自分を責めないようにしましょう。
ファイトです。
ガンプラのスミ入れをキレイに仕上げるポイント3つ

汚くなる原因と解決策の次は、スミ入れをキレイに仕上げるポイントをご紹介。
どれも簡単なので、ぜひやってみてくださいね。
きれいに仕上げるポイントは次のとおり。
スミ入れをキレイに仕上げるポイント3つ
- スミ入れする部分を彫ること
- できればエナメル塗料を使うこと
- 仕上げにトップコートをすること
では、それぞれ見ていきます。
スミ入れする部分を彫ること
これまで何度も書いてきましたが、何度も書くほど超重要ポイント。
キレイにスミ入れしたいなら、スミ入れする部分は絶対彫りましょう!
理由はシンプルで、彫ったほうがスミがキレイに流れるからですね。
スミがキレイに流れると、拭き取ったあともキレイなので、仕上がりが違ってきます。
ケガキ針やタガネ、ラインスクライバーなどのスジ彫りツールを使って彫ってください。
タガネやラインスクライバーの0.15ミリを使いつつ、10~20回ぐらいは彫ってみてください。
そうするとキレイにスミ入れできますよ。
BMCタガネ0.15ミリ
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※タガネの公式価格は2,860円です。現在、品薄で転売価格で超高いので、ラインスクライバーをおすすめします。
ラインスクライバー
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ラインスクライバーについては下記でレビューしてるのでご覧ください。
あわせて読みたい


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できればエナメル塗料を使うこと
ガンダムマーカーとかでもいいですが、エナメル塗料のほうがキレイに仕上がります。
エナメル塗料って聞くと、なんとなく難しいイメージがありますが、使ってみると使いやすいです。
スミが流れやすいし、簡単に拭き取れるし、わりと簡単ですよ。
ちょっと匂いがあったり、パーツが割れやすいと言われてますが、パーツを分けてスミ入れすればそうそう割れませんね。
「匂いはムリ!」な人もいてるかもなので、絶対ではないけど、キレイに仕上げるならできるだけエナメル塗料を使いましょう。
ちなみに、タミヤから「フタに筆がついてるエナメル塗料」が発売されてるので、それと、エナメル溶剤、綿棒を揃えれば完璧です。
必要なものを下記にまとめておきますね。
エナメル塗料

エナメル溶剤

綿棒
綿棒は家にある or 100均とかの普通の綿棒でOKです。
色は「ダークグレー」を買えば、どんなパーツにも使えます。
もし色にこだわりたいなら下記記事を参考に選んでみてくださいね。
ガンプラのスミ入れは成型色に近い色を選べばOK【迷ったらダークグレー】
仕上げにトップコートをすること
トップコートもしましょう。
トップコートにはキレイに仕上げる理由以外に、スミ入れなどの保護の目的もあるからですね。
あと、単純にトップコートしたら完成度が200%ぐらいアップするのも理由です。
トップコートは、
- 光沢
- 半光沢
- つや消し
の3種類あるので、好みで選びましょう。
とはいえ、どれを選んでいいかわからないと思うので、まずは「つや消し」を選べば大丈夫です。
そして「水性タイプ」を選んでくださいね。
初心者なら下記の「クレオスの水性プレミアムトップコート」だと、失敗しづらくておすすめです。

まとめ:ガンプラのスミ入れが汚いのは、原因がわかれば解決できる!

今回はガンプラスミ入れが汚い!どうすればいい?という話について書いてきました。
最後にもう一度まとめます。
拭き取るとにじむ場合
- 原因①:拭き取りが甘いから
- 解決策:しっかり拭き取る
- 原因②:汚い綿棒を使ってるから
- 解決策:きれいな綿棒を使う
- 原因③:表面がザラついてるから
- 解決策:光沢・半光沢塗料を使う。つや消し塗料を使うなら光沢トップコートをふいてから、スミ入れする
トップコートをするとにじむ場合
- 原因:トップコートがスミ入れ塗料を溶かしてるから
- 解決策①:トップコートしない
- 解決策②:「水性」トップコートを使う
- 解決策③:エナメル塗料でスミ入れする
スミが上手く流れない場合
- 原因:溝(モールド)が浅い
- 解決策:モールドを彫り直す
拭き取ると消えてしまう場合
- 原因:溝がない箇所にスミ入れしてるから
- 解決策:スミ入れする箇所を彫る
といった感じですね。スミ入れが汚くなる状況に合った解決策を試してみてください。
スミ入れがきれいにできると、気持ちイイ!&カッコよく仕上がるので、ぜひがんばってみてください。
では、今回は以上です。それでは楽しいガンプラライフを!