どうも、ニッパー使わないときも、なぜか作業マットにニッパーを置きたくなるジェリド・メサ夫です。
ニッパーを置くと不思議とテンションが上がるんですよね。
さて、そんな話は置いといて今回は「タミヤの薄刃ニッパーと先細薄刃ニッパーは何が違うのか?」を解決してきます。
僕は両方とも持ってまして、実際に使った経験から違いを書くと、以下のように思うのです。
- 刃先の長さが違う
- 薄刃ニッパーのほうが、短い分、安定して切れる。
- 先細薄刃ニッパーのほうが、細かい部分を切りやすい。
記事本文では使い勝手の違いやおすすめはどっち?といった内容も書いてるので、最後まで読むと、どっちを選べばいいか答えが出せますよ。
では、1分ほどで読めるボリュームなので、本文へおすすみくださいませ。
タミヤ薄刃ニッパーと先細薄刃ニッパーの違い
記事冒頭に書いたとおり、薄刃ニッパーと先細薄刃ニッパーは「刃先の長さ」が違います。
価格はどちらも定価3,960円と、同じですね。
「先細薄刃ニッパー」は「薄刃ニッパー」を先細にしたニッパー
タミヤの精密ニッパー(アイテムNo.74001)を、細く、薄くしたものが薄刃ニッパー(アイテムNo.74035)です。
公式サイトにも下記のように書かれてますね。
プラモデルのパーツカットに欠かせない精密ニッパーの刃先をより細く、薄く、シャープにしました。艦船モデルのマストのような細かい部品やランナーとのすき間の狭いパーツのカットに威力を発揮。刃先は熟練工の手で丹念に仕上げられ、またグリップ部は握りやすい特殊ゾルコーティング仕上げです。
タミヤクラフトツール 薄刃ニッパー (ゲートカット用) | タミヤ
そして、薄刃ニッパー(アイテムNo.74035)をさらに先細に仕上げたのが先細薄刃ニッパー(アイテムNo.74123)です。
こちらも公式サイトにも書かれてます。
プラモデル製作に欠かせない工具、ニッパー。先細薄刃ニッパーは、薄刃ニッパー(ITEM74035)よりさらに先細形状に仕上げた繊細な刃先が特徴です。部品とランナーの間が狭く、細かなパーツの切り出しに威力を発揮。軽い力でカットでき、部品を傷めないので組み立て中のストレスも減らします。ブラックカラーのグリップ部分は、滑りにくく手によくなじむ特殊ゾルコーティング仕上げ。
タミヤクラフトツール 先細薄刃ニッパー (ゲートカット用) | タミヤ
公式サイトに書かれてるとおり、「薄刃ニッパー」を先細形状に仕上げたのが「先細薄刃ニッパー」ということですね。
続いて、使い勝手の違いを書いていきます。
先細薄刃ニッパーのほうが、刃先が長い
※クリックすると、拡大します。
比較画像をいくつか掲載してますが、先細薄刃ニッパーのほうが「少し長い」です。
この「少し長い」が絶妙に使いやすいですよね。刃先が長い分、パーツを切り離すときなど便利。
狭くて細かい部分でも、刃先が入りやすいので、切りやすいですね。
ただし、刃先が細い分、先端の強度は若干弱めかもしれません。(※破損が怖くて、試してません。)
とはいえ、薄刃ニッパーも「薄刃」なので、そこまで固い・太いランナーを切るのには向いてませんね。
どちらも真鍮線とか切ったら一撃で破損します。
薄刃ニッパーのほうが、安定して切れる
刃先が短い分&少し厚みがあるぶん、切るときの安定感があります。
ハサミで切るとき先端だとちょっと切りにくいですが、根本に近いほど、切りやすいですよね。
その感覚に似てます。
なので、切る作業が多いなら先細じゃない、薄刃ニッパーのほうが安定します。
とはいえ、先ほども書いた通り、「薄刃」なので、あまりむちゃな切り方はできませんので、ご注意を。
ガンプラ制作に使うなら「先細薄刃ニッパー」がおすすめ
ガンプラ作るなら「先細薄刃ニッパー」が使いやすいですね。
正直、薄刃ニッパーを買っても使いやすいので問題なしですが、友達にすすめるなら「先細薄刃ニッパー」をすすめますね。
その理由は以下のとおりです。
- ガンプラは細かい・小さいパーツを切る必要がある
- 刃先が長いほうが、上記のパーツを切り取りやすい
- 普通に作るなら、固いものを切ることはほぼ、ない
- 同じ価格なら、上記の作業がやりやすいほうがいい
アンテナ部分とか、左右対称パーツの真ん中を切るときとか、先細薄刃ニッパーだと届きやすいです。
先細薄刃ニッパーのほうが「ほんの少し長い」だけです。
けれど、両方とも使うとわかりますが、この「ほんの少し」の違いが、けっこうデカいんですよね。
なので、ガンプラやるなら「先細薄刃ニッパー」をおすすめします。
実際に先細薄刃ニッパーを使ったレビューは、こちらの【神】タミヤの先細薄刃ニッパーをレビュー【残念な部分も紹介】をどうぞ。
タミヤの薄刃ニッパーと先細薄刃ニッパーで気になること2つ
- 薄刃ニッパー、先細薄刃ニッパーだと白化しないですか?
- 薄刃ニッパー、先細薄刃ニッパーでゲート処理はどうですか?
気になることは上記の2つかなと。
それぞれ解説していきます。
薄刃ニッパー、先細薄刃ニッパーだと白化しないですか?
いいえ。切り方が悪いと白化しますね。
とはいえ、「薄刃」なので、負荷をかけずに切れるので「白化しずらい」です。
このあたりは「ガンプラで『白化しないニッパー』は存在しない【でも、大丈夫】」の記事をご覧ください。
薄刃ニッパー、先細薄刃ニッパーでゲート処理はどうですか?
ゲート処理もやりやすいですね。仕上げ切りにもモッテコイです。
とはいえ、切り口のキレイさでは「超薄刃&片刃のアルティメットニッパー」に軍配があがりますね。
なので、ベストは下記です。
- 2度切りの1度目は先細薄刃ニッパー
- 2度切りの2度目はアルティメットニッパー
2度切りって?という方は「ガンプラのゲート処理を初心者向けにわかりやすく完全解説【道具と手順も紹介】」の記事をどうぞ。
ニッパーは2本持ちだと、お互いのいいとこ取りができていいです。「【厳選】ガンプラ作りに本気でおすすめのニッパー2つ【最強も紹介】」にも書いてまして、2本持ちが最強です。
とはいえ、いきなり2本とかキツイ&抵抗があるかと思うので、1本だけなら先細薄刃ニッパーがおすすめです。
仕上げ切りに使ってもキレイですし、ヤスリがけすればさらにキレイにゲート処理できます。
ちなみに、ゲート処理におすすめのニッパーは、こちらの【保証する】ガンプラでキレイにゲート処理できるニッパー2つ【厳選して紹介】を考にしてみてくださいね。
まとめ:細かい作業なら先細薄刃ニッパー。たくさん切るなら薄刃ニッパーを選ぼう!
今回は「タミヤの薄刃ニッパーと先細薄刃ニッパーは何が違うの?」を解決してきました。
最後にもう一度まとめますね。
タミヤのニッパーは使いやすいので、長く使えるので、安心して使いましょう。
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