どうも、合わせ目消しなるものを、初めて知ったとき「なぬぅ~?」と驚愕したジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
合わせ目が消えるって、控えめにいってすんごいですよね。
さて、今回は「合わせ目消しのコツ」を解説していきます。
完成品ページで作ったガンプラはすべて合わせ目消しをして作ってるので、よかったらチェックしてみてください。
合わせ目消しはコツを押さえると「失敗する確率が減る」ので、知っておくとキレイに合わせ目が消せるようになりますよ。
これから合わせ目消しに挑戦しようと思ってる人、実際にやって上手くできなかった方は、サクッと読んでみてください。では本文へおすすみください。
ガンプラの合わせ目消しの大切なコツ7つ【慣れたら簡単】
コツは下記の7つ。
- コツ①:合わせ目消し向けの接着剤を使う
- コツ②:接着剤の種類に合った手順で作業する
- コツ③:接着剤は塗りすぎない
- コツ④:ダボ処理をして貼り合わせる
- コツ⑤:とにかくしっかり乾燥させる
- コツ⑥:硬いヤスリでゆっくり削る
- コツ⑦:勢いでガシガシ削らない
どれも大切なことなので、見ていきましょう。
コツ①:合わせ目消し向けの接着剤を使う
まずは、合わせ目消し用の接着剤を使いましょう。
なぜなら、ガンプラはプラスチックで作られていて、合わせ目消し用の接着剤はそのプラスチックを溶かします。
そして、溶かしたあとに、乾いて引っ付くことで、合わせ目が消える仕組みです。
なので、ホームセンターで買ったボンドとか、家にあった接着剤とか合わせ目消し用じゃない接着剤だと、上手く合わせ目は消えないんですよね。
まずは、ちゃんと合わせ目消し用の接着剤を使ってください。
タミヤセメント(白いフタ)やタミヤセメント(流し込みタイプ速乾※黄緑のフタ)が合わせ目消し用の接着剤です。
タミヤセメント(白フタ)
タミヤセメント(流し込みタイプ速乾)※黄緑フタ
他にもおすすめの接着剤があり、詳しくは下記の記事で紹介してるので、ご覧ください。
コツ②:接着剤の種類に合った手順で作業する
合わせ目消し用の接着剤ごとに、合わせ目消しの手順は違ってきます。
といっても具体的には下記の3パターンですね。
- タミヤセメント(白フタ)の場合:パーツに接着剤を塗る(両方)▶少し待つ▶貼り合わせる▶ヤスリがけする
- 流し込み系接着剤の場合(例:黄緑のフタのタミヤセメントなど):パーツを組んで、少し隙間を開ける▶接着剤を流し込む▶貼り合わせる▶ヤスリがけする
- 瞬間接着剤の場合:パーツに接着剤を塗る(片側)▶貼り合わせる▶ヤスリがけする
使う接着剤の種類に合った、手順で作業してください。
といっても最初からアレコレやると接着剤を用意したり、手順を覚えるのも大変なので、まずは1つのパターンを決めて作業に慣れてくださいね。
個人的には①番の「タミヤセメント(白フタ)」を使うパターンが失敗しづらいので初心者におすすめです。
詳しい理由や具体的な手順は下記にまとめてます。
コツ③:接着剤は塗りすぎない
接着剤を塗りすぎてしまうと、関係ない部分や余分なところに接着剤がついてしまうからですね。
その結果、接着剤がついたところが変色してしまうことがあります。
なので、接着剤を塗る前に「ビンのフチで余分な接着剤を落としてから」塗りましょう。
とはいえ、接着剤が少なすぎるのも合わせ目がキレイに消えない原因になります。
ただ、接着剤の「適量」は数をこなすと「塗り過ぎかも」「足りないかも」が感覚でわかってくるので、テクニックとか無くて申し訳ないですが、シンプルに数をこなして慣れてください。
コツ④:ダボ処理をして貼り合わせる
ダボ処理とは、パーツのピンを切って短くして(もしくは穴に切り込みを入れる)分解しやすくする作業のこと。
と、分解のためのダボ処理ですが、「ダボ処理をするとパーツ同士がきっちりハマる」ようになります。
ダボ処理をしないとパーツがきっちりハマらないので、わずかな隙間が残ってしまいます。
隙間が残ると接着剤をつけても合わせ目が消えないので、ダボ処理をしてキレイに仕上げましょう。
ダボ処理については下記に詳しくまとめてるでの参考にしてください。
コツ⑤:とにかくしっかり乾燥させる
乾燥が不十分だとスジが残ったりするからですね。
早く作業をすすめたい気持ちもわかりますが、ここはグッと我慢。
焦って作業するとほぼほぼ失敗しますから…。
失敗するとテンション下がるし、リカバリーに時間かかるし、結局はちゃんと待った方がスムーズ&キレイに仕上がりますよ。
なので、接着剤はしっかり乾燥させてくださいね。
コツ⑥:硬いヤスリでゆっくり削る
乾いて接着剤を削るときは「硬いヤスリ」を使ってください。
スポンジヤスリや紙やすりそのままだと、柔らかすぎて削りにくいです。もしゴシゴシ削れても、柔らかいので接着剤以外の部分まで削れてしまうんですよね。
そうなるとパーツが変形して、「ガーン😨」って感じです。なので、接着剤を削るときは、
- 金属ヤスリ
- 当て木+紙やすり(スポンジヤスリ)
上記のヤスリを使って、ゆっくり削ってください。“ゆっくり”な理由は、ガシガシやると削りすぎたり、余計な部分まで削れるからですね。
「当て木って?」と思われた方は下記をご覧ください。
金属ヤスリを含めおすすめのヤスリは下記にまとめてます。実際に使って「コレは良い!」なヤスリだけ紹介してるので、参考になるはず。
コツ⑦:勢いでガシガシ削らない
先ほどと似た内容ですが、接着剤を削るときはゆっくり削りましょう。
勢いでガシガシ削ってると、いつの間にか関係ない部分も削ってしまうからですね。
特に金属ヤスリだと、ガッツリ削れるので、あるべきディテールが無くなったりして、かなりショックです(汗)
なので、削るときは、1回ずつ確認しながら、丁寧に削ってください。
合わせ目消しが上手くいかないときは、作業内容を見直そう
失敗したり、何か変だな…と思ったときは、改めて作業の内容を見直してみてください。合わせ目消しが上手くいかないときは、少し前に解説した「コツ」から外れてるはず。
- 接着剤をつけすぎてたり
- 違う接着剤を使ってたり
- 乾燥が不十分だったり
- 削り方が荒かったり
上記のように、何かがミスってるかもです。合わせ目消しがうまくできなかったときは、作業を見直しつつ、今回紹介したコツを意識してみてくださいね。
あとは、何回も作業すれば自然と上手くなっていくので、ご安心を。ガンプラ作業は「慣れ > テクニック」です。
ガンプラ初心者がキレイに作るために、合わせ目消しとセットでやるべきこと
下記がおすすめです。
- ゲート処理
- スミ入れ
- 部分塗装
- デカール貼り
- つや消しトップコート
上記作業は、簡単なのにカッコよく仕上がるので、おすすめです。
塗装は「全塗装」ではなく、
- バーニア内部
- ダクトの奥
- シールを貼る部分
といった部分塗装だと簡単だし、挑戦しやすいですよね。
とはいえ、いきなり全部とか大変なので、まずはできそうな作業からやってみてください。
個人的には合わせ目消しと一緒にやるなら、
- スミ入れ
- つや消しトップコート
上記の2つが超絶おすすめ。仕上がりが全然ちがって、プラスチック感が消えて超カッコよく仕上がりますよ。
ぜひ下記を見つつ、時間があったら挑戦してみてくださいね。
スミ入れは下記で解説してます。
スミ入れをキレイにするには段差を彫りなおす作業が必要なので、こちらも読むとさらにスキルアップになると思います。
まとめ:コツを押さえてガンプラの合わせ目をキレイに消そう!
今回は「合わせ目消しのコツ」を解説してきました。
最後にコツをもう一度まとめますね。
上記のとおりです。
合わせ目消しはコツがありますが、慣れてしまえば「なんだ、こんなことか!」ぐらいなので、まずは失敗しても目立たない「隠れるパーツ」とかでやってみてくださいね。
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