どうも、「当て木と左手はそえるだけ…」とヤスリがけのたびに桜木花道を思い出してるジェリド・メサ夫です。
今回はガンプラのヤスリがけに使う『当て木』について、カッチリまとめてみました。
正直、当て木なしでヤスリがけするのは、わりと拷問です。笑
当て木を使わないと、
- 手がしんどい
- 汚くなってしまう
- キレイに削れない
- 変に曲がってしまう
といった負のコンボが待ってるので、記事を読みつつ「当て木ってそういうことか!」と1ミリでも理解してもらえると嬉しいです。
当て木の必要性から、おすすめの当て木、さらに当て木を使ったヤスリがけのコツまで解説してるので、この記事読めば当て木のことをまるっと理解できると思います。
ちょっと文字数多めになってしまいましたが、気になる部分だけならサクッと読めるので、ぜひ本文をどうぞ。
おすすめの当て木だけサクッと知りたい方は「こちら」をクリックすると、該当箇所までスキップできます。
ガンプラのヤスリがけに使う当て木とは?
まずは当て木とはなんなのか? そもそもなんで必要なのか? について説明していきます。
当て木は支えになる『添え木』のこと
当て木は紙やすりでヤスリがけするときの支えになる添え木のことです。
紙やすりでそのままヤスリがけするとわかると思いますが、「紙やすりのまま」だとやわらかくて削りにくいですよね。
そして、手で押して削ると曲面になるので力が一定にかからず、均等にヤスリがけができません。
均等じゃないので、一部だけよく削れてしまう、、、なんてことになってしまいます。
そこで、手の代わりにヤスリの支えとしてヤスリがけをしやすくするものが「当て木」なんです。
当て木が必要な理由は「平面をキレイに削る」ため
当て木を使う理由はズバリ!平面をキレイに削るためです。
まっすぐ平面な当て木を使うことで、削るパーツの表面もキレイに平面がでるからですね。
平面がキレイに削れるとガンプラ自体がキリッ!とシャープに仕上がるから、完成度が2割り増しぐらいになりますよ。
かっこいいガンプラを作るために、キレイにヤスリがけする必要があり、キレイにヤスリがけするために当て木が必要ってことです。
ガンプラに使うヤスリ用の当て木の種類は3つ
ヤスリがけに使う当て木は、大きく分けると次の3種類に分けることができます。
- 市販の紙やすりで使える当て木
- 専用のヤスリで使う当て木
- ヤスリと一体化してる当て木
この3つ。それぞれ詳しく説明しますね。
また、3種類ともおすすめのヤスリも紹介してるので、参考にしてみてください。
わかりやすいように先にまとめました。
①:どんな紙やすりでも使える当て木 | ②:専用のヤスリで使う当て木 | ③:ヤスリと一体化してる当て木 |
---|---|---|
リタックスティック | マジックヤスリ | ヤスリスティック |
FFボード アクリル | 神ヤス | |
FFボード ステンレス | やすりの親父 | |
ヤスリホウダイ | タイラー |
①:市販の紙やすりで使える当て木
1つ目は市販の紙やすり(タミヤのフィニッシングペーパーなど)を貼って使えるタイプの当て木です。
個人的にガンプラ初心者に1番おすすめなのがこのタイプの当て木です。
削れなくなったら紙やすりの部分だけサクッと交換できるので便利だし、コスパも良いからですね。
紙やすりと当て木があれば、下記のようにほぼ全ての状況に対応できます。
- 曲面なら紙やすりそのまま使う。
- 平面なら当て木とセットで使う。
- 細かい部分的は紙やすりを切って使う。
と言った感じで、紙やすりと当て木があればオールマイティーに使えます。
具体的な商品を紹介すると、
あたりが使いやすくておすすめです。
②:専用のヤスリで使う当て木
2つ目は専用のヤスリを貼って使うタイプの当て木です。
専用のヤスリしか使えないので、ストックが切れると使えません。が、専用なのでカットしなくても大きさがピッタリ合うので便利。
また貼り替えも簡単にできるので、手間も少ないので「さすが専用」って感じです。
専用で、簡単なのがイイ!という方におすすめです。
具体的な商品はスジボリ堂のマジックヤスリです。
③:ヤスリと一体化してる当て木
3つ目はヤスリと当て木が一体になってるものです。
一体になってるので、ヤスリを張り替えたりする手間がいりません。
張り替えってわりと面倒なので、手間がいらないと管理も楽だし、作業に集中できます。
当て木によって硬めや柔らかめがあったりして、パーツごとにヤスリを使い分ける感じですね。
張り替えできないぶん、コスト的にはちょっと高めになりますが、便利さはダントツです。
具体的な商品は、
あたりがおすすめです。
ガンプラ初心者におすすめ!使いやすいヤスリ用の当て木3つ
続いて、ここまでいろいろ紹介してきた中から、初心者におすすめのヤスリ用の当て木を3つ紹介します。
先におすすめを下記にまとめておきますね。
- 当て木デビューならリタックスティック
- コスパ重視ならFFボードアクリル
- 作業効率重視ならヤスリスティック
おすすめの当て木と、おすすめな人は上記の感じです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①:ハイキューパーツの『リタックスティック』
1つ目はハイキューパーツの「リタックスティック5本入」です。
- ポリカーボネート製のスティック状の当て木(長さ9センチ、横幅2センチ、厚み5ミリ)
- 専用の粘着シート(水洗いで粘着力が復活)
- 番手シール(180~2000までの10枚)
上記が1つのセットです。
タミヤのフィニッシングペーパーなどの市販の紙やすりを貼り付けて使えて、手のひらに収まる大きさで持ちやすいです。
リタックスティックがおすすめな理由は、
- 番手シールだから色とか覚える必要なし
- 粘着シールが付属ですぐに使える
- 紙やすりの交換が簡単
- 粘着シールは洗えば復活する
- 持ちやすい大きさ
といった具合です。
番手シールが数字なので、色を覚える必要がなく、脳に優しいです。笑
定価は1,760円しますが、1度購入すれば長く使えるので、コスパ的にもいい感じ。
紙やすりさえ用意すればいいだけなので、これから当て木デビューする人にリタックスティックはおすすめですね。
細かいパーツ用に横幅が半分になったリタックスティックハーフもあったりと、僕はノーマルとハーフのどちらも持ってまして、最高に便利です。
②:ゴッドハンドの『FFボードアクリル』
2つ目はゴッドハンドの「FFボードアクリル5本入り」です。
アクリル製のスティック状の当て木(長さ11.3センチ、横幅1.5センチ、厚み5ミリ)のみ入ってまして、リタックスティックと同じく市販の紙やすりを貼って使います。
ちょっと小さくて、粘着テープは付属してないぶん、リタックスティックより安いです。
が、自分で用意する必要があるのでそこがちょっと面倒に感じる人もいるかもですね。
とはいえ、どんな両面テープを選べばいいかわからない人のために、ちゃんとFFボード専用両面テープも発売されてるのでご安心を。
FFボードアクリルがおすすめな理由は、
- とにかく安い
- 色で番手分けできる
- 市販の両面テープが使える
- 専用の両面テープも使える
といった感じです。
番手シールだと上からしか番手がわからないけど、色わけだと横向きとかでも番手がわかって便利です。
FFボードアクリルは当て木だけで買えるので、当て木を安くゲットしたい人におすすめですね。
ちなみにアクリルより固くて安定感のあるFFボードステンレスもあります。
ステンレスのほうが高いですが固いので、平面がバシッと決まりますよ。
2022年に同じゴッドハンドから新しく発売された「神ヤス カッティングタイプ」と組み合わせると便利です。
カッティングタイプはテープ付きなので、買ってカットすればすぐに使い始めれますよ。
③:ウェーブの『ヤスリスティック』
3つ目はウェーブの「ヤスリスティック」です。
ヤスリと当て木が一体化してるので、買ったらすぐに使えます。
ヤスリスティックには、
- 曲面用のソフトタイプ
- 平面用のハードタイプ
の2種類あって、それぞれに400、600、800、1000と番手がわかれてます。
番手ごとヤスリスティックを用意する必要がありますが、揃えてしまえばとにかく手間がかからないので、作業効率あがりますね。
細型、先細型など使いやすいようにいろんな形が用意されていて、色んな場面で活躍します。
多少コストかけてもいいから、作業しやすいほうが良い!という方はヤスリスティック最高ですよ。
ヤスリの当て木の代用品や自作する方法
人によっては「当て木に1,000円とか高いな。」と思われるかもなので、身近なもので代用したり、当て木を自作して安く済ませる方法を紹介していきますね。
当て木の代用になるもの
当て木は添えて支えればいいので、固くて平面のものなら、なんでもオッケーですね。
- プラスチック
- プラ棒
- 木材
好みの大きさに切って両面テープや瞬間接着剤で紙やすりを貼れば完成。
Twitterで「ヤスリ 当て木 代用
」とかで調べるといろいろ出てきますね。
Yahoo!知恵袋を見ると「シャー芯のケース、消しゴム」とかも代用として出てきました。
かまぼこの板やシャープ芯のケース、曲面にかけたい場合だと消しゴムなども使えます。
Yahoo!知恵袋
プラ棒とか割り箸とか、木材とか、身の回りにある四角いものがあれば、当て木の代用になりますよ。
たぶん部屋を探すとなにか見つかるはず!
当て木を自作する方法
当て木は自作することもできます。
参考になるサイトがいくつかあるので掲載しておきますね。
自作の当て木が作れたら節約しつつ、愛着もでそうですね。
とはいえ、自作する手間を考えると1,000円ぐらいは投資して「リタックスティック」とか「FFボードアクリル」とか買ってもいいかなぁと思ってます。
当て木を使ってキレイにヤスリがけするコツ
キレイにヤスリがけするコツは「ゆっくり少しずつ、じっくり一方通行で削る」です。
力を入れて、ガッツリ削ろうとすると、スベったりズレたりして関係ない箇所まで削ってしまう恐れアリです。
削りたい箇所やパーツ面にヤスリをそっと置いて、優しく「すぅ~」っと手前から奥に滑らすようにヤスリを動かすだけ。
1回ごとに削ってる部分を確認しつつ、あとは同じことを繰り返すとキレイに削れます。
「削りが甘いのはなんとでもなるけど、削り過ぎはどうにもならない」ので、ガシガシ行ったり来たりで削らないようにしてくださいね。
あと、ヤスリはわりと目詰まりするので、こまめに歯ブラシやメラミンスポンジで掃除するとさらにいい感じです。
とにかく、ヤスリがけするときは「ゆっくり、じっくり」です!
まとめ:当て木を活用すればヤスリがけがキレイになる!
今回は、ガンプラのヤスリがけに使う「当て木」について説明してきました。
改めて、初心者におすすめの当て木をまとめます。
当て木を活用するとキレイにヤスリがけできて、平面がバッチリ決まります。
平面が決まると、ガンプラの完成度がアップするので、当て木を活用しつつ、ゆっくり丁寧にヤスリがけをしてくださいね。
では、今回は以上です。
これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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