どうも、ガンプラ作るたびにダボ処理してるジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回は「ダボ処理するほうがいいらしい……、けど、よくわからない」といった方に向けて、ダボ処理について「これを読んだら完全に理解できる」ように記事にまとめました。
ダボ処理はガンプラに手を加えるなら必須作業なので、知っておいて損はないですよ。
初心者の方にもわかりやすいように書いてるので、2分ほどお付き合いください。
ダボ処理の方法だけサクッと知りたい方は「ガンプラにダボ処理する方法」をどうぞ。※クリックすると該当箇所に移動します。
ガンプラのダボ処理は「分解しやすくするひと手間」のこと
ダボ処理はあとから分解しやすくするための作業のこと。
ガンプラは「スナップフィット」と言って、
- パーツの片方がピン(ダボと言います)
- もう片方が穴(ダボ穴と言います)
となっていて、接着剤を使わなくてもパチっとハマるようになってます。
昔のガンプラは接着剤必須でしたが、今のガンプラはスナップフィットのおかげでニッパーさえあれば簡単に組み立てれます。
簡単なのにしっかりハマる。スナップフィットすごい。
しっかりハマるぶん、一度組み立てたら分解するのは大変です。硬いし、無理やり外そうとするとパーツが折れたりと、まず壊れますね。
そこで、組み立てたあとでも壊れずに分解しやすくするためのひと手間が『ダボ処理』です。
あとで詳しく解説してますが、ダボ処理には、
- ピン(ダボ)に手を入れるダボ処理
- 穴(ダボ穴)に手を加えるダボ穴処理
上記の2種類あります。
ガンプラのダボ処理はあとから分解しないなら不要
「組み立てるだけだから、あとから分解しないよ」という人は、ダボ処理はしなくて大丈夫です。
それ以外の人はダボ処理しましょう。改造したり塗装する人は必須で、シンプルに「合わせ目消しだけする」だけでも必須。
改造とかガンプラに手を加えるときは、
- まず仮組み
- 改造の予定を決める
- 分解して改造作業スタート
- 改造しつつ組み立てる
- 完成!
といった感じで分解をして作業をすすめるので、ダボ処理が必要です。
もしダボ処理してないと、改造しようと分解したら、パーツ破損……とか、考えただけでもやる気ゼロになりますね。
なので改造や塗装をする人はもちろん、「合わせ目を消す」ぐらいの少しの作業でも、ダボ処理は必ずやりましょう。
ガンプラにダボ処理する方法【画像付きで手順解説】
まずダボ処理には、
- パーツのピン(ダボ)を処理する「ダボ処理」
- パーツの穴(ダボ穴)を処理する「ダボ穴処理」
の2パターンあるので、それぞれ解説していきますね。
※ダボ処理・ダボ穴処理はどちらか1つだけやればOKです。2つともやってもいいけど、そうするとゆるくなりすぎて、パーツがハマらなくなるのでお気をつけください。
実際に試してみて自分にあった方法を見つけてくださいね。
ちなみに初心者におすすめなのは後述してる「ダボ穴をニッパーで切る」方法です。僕も普段はこの方法しかやってません。
それでは話を戻して、まずはピン(ダボ)を処理するダボ処理から見ていきましょう。
※ABS樹脂は割れやすかったりするので、ダボ処理するときは気をつけて作業してくださいね。
パーツのピン(ダボ)を処理する「ダボ処理」のやり方
ダボ処理の方法は、「ニッパーでダボを斜めに切る」これだけ。超シンプルですね。
斜めに切る理由は、まっすぐより「はめ込みやすくて抜けやすいから」です。
具体的にはニッパーでダボを1/3ぐらい切れば完了。切りすぎると穴に届かなくなるので、短くても半分ぐらいは残るようにしましょう。
ちなみに、穴にはめ込むダボはすべて切ります。
ダボ処理の方法は、はめ込むダボを短く切って、抜きやすくするだけ。簡単ですよね。
どんなニッパーでもいいですが、タミヤの先細薄刃ニッパーだと細かい部分も切りやすいですよ。
ガンプラ制作におすすめのニッパーは下記で解説してるので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみにデザインナイフで切ってもいいですが、怪我しやすいのでおすすめはしません。
以上がパーツのピン(ダボ)を処理する方法でした。続いて、ピンがささる穴(ダボ穴)の作業を見ていきましょう。
パーツの穴(ダボ穴)を処理する「ダボ穴処理」のやり方
ダボ穴を処理する方法は次の2つ。
- ダボ穴を切る
- ダボ穴を広げる
上記の2つ。どちらも簡単なので、見ていきます。
ダボ穴を切る
ダボ穴を切る方法は、「ニッパーで切り込みを入れる」だけです。
切り込みをいれることで、穴が広がり抜けやすくなります。
基本的には1箇所だけ切ればOKですが、それでも硬い場合は2箇所切りましょう。
切る場所は「パーツの内側」です。理由は外側を切ると白化したり破損した場合に見えてしまうからですね。
ダボ穴処理の1つ目は「ニッパーでダボ穴に切り込みを入れる」で、基本的にはダボ処理はこれだけで間に合います。
ゴミも出ないし、ニッパー1つあればできるので初心者でもやりやすいですね。ダボがハマる穴はすべて切って処理しましょう。
ダボ穴を広げる
2つ目はダボ穴を広げて抜けやすくする方法です。
やり方は「穴より大きめのピンバイス(ドリル)で広げる」だけ。こちらもシンプルですね。
広げるときにグリグリやりすぎると、貫通するので要注意。あと刃が大きすぎると、スカスカになるのも要注意ポイントです。
ニッパーが入りにくいダボ穴に使える方法ですが、穴の大きさごとにドリルを変えたりと手間がかかるので、できる限りニッパーで切るほうが無難ですよ。
ピンバイスがない人は、デザインナイフをダボ穴に刺して、回転させて広げることもできます。
とはいえ、削りカスも出るし時間もかかるので、まずはニッパーで切りましょう。
ダボ処理に失敗した時の対処法
ダボ処理したけど分解するときに硬いなら、もう一度ダボ処理やダボ穴処理をやれば大丈夫です。
もし切りすぎたりしてパーツがくっつかないなら、最終的に接着剤でくっつければOKですね。
パーツの接着や合わせ目消しに使う接着剤は下記にまとめてるので参考にしてみてください。
ダボを太らせるには「瞬間接着剤」を使う
関節とかゆるくなったダボを治すときは、ダボに「瞬間接着剤」を塗って乾かせば太くなります。
つまようじに瞬間接着剤を塗って、慣らせばOKですね。足りないなら繰り返し塗りましょう。
ダボ処理したガンプラを安全に分解する方法
分解する方法は、下記の2つ。
- 素手で外す
- 道具を使う
素手で外す
素手で外す場合は、パーツを揺らしながら引っ張ると外れやすいです。
力を入れすぎるとポキっと折れるので、揺らすときは少しずつです。
道具を使う
手で外れない場合は、道具を使いましょう。
ヘラやデザインナイフをパーツの隙間に入れて、ゆっくりこじると外れます。
こじるときは、一箇所だけじゃなく、位置をずらしていくとすんなり外れますよ。
グリグリこじるときにパーツを傷つけないようにしてください。
ただデザインナイフだと怪我するかもなので、「パーツオープナー」などの分解専用ツールを用意しておくほうがいいですね。
専用ツールは持ちやすくて分解しやすい形なので、便利ですよ。
僕が普段使ってるツールは下記にまとめてるので、どんなのがあるのか一度ご覧ください。
まとめ:ガンプラに手を加えるならダボ処理は必須作業!
今回はダボ処理についてまとめてきました。
最後に要点をまとめると、
といった感じですね。
ダボ処理はガンプラに手を加えるなら毎回する作業なので、ぜひやってみてください。
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