どうも、汗をかいてるのにホットコーヒーをたしなんでるジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回は「そもそもガンプラのモールドって何?」から、モールドを追加する方法を2種類のパターン別に解説します。
初心者の方でもわかりやすいように書いてるので、「なるほど、そういうことか!」とスッキリできますよ。
また記事後半でスジ彫り・モールドのパターンも書いてるので、最後まで読んでカッコいいモールドを作りましょう。では、3分ぐらいで読めるボリュームなので、サクッと本文をどうぞ。
ガンプラのモールドは「パーツの表面のスジ」のこと
モールドは、パーツの表面にある「突起やくぼみでできたスジ(線)のこと」ですね。
膨らんでるモールドは「凸(とつ)モールド」、くぼんでる(彫られてる)モールドは「凹(へこ・おう)モールド」と呼ばれてます。※正式名称は不明
ちなみに、スジ彫りで彫った線は「彫られた線」なので凹モールド一種ですね。あと、0.5ミリとかのスジ彫りよりちょい太めのモールドは「マイナスモールド」と呼ばれてたりします。
パーツにモールドを追加することで、情報量が増えるのでリアルに仕上がるので、モールドの追加はガンプラをカッコよく仕上げるために、大切な作業になってきます。
ガンプラにモールドを追加する方法【種類別に解説】
さきほど説明したとおり、モールドには下記の2種類です。
- 凸モールド
- 凹モールド
ようするに貼って凸モールドを作るか、彫って凹モールドを作るか?の2択ですね。それぞれに必要な道具と追加する方法を説明していきます。
「凸モールド」の場合
凸モールドはプラ板や余ったパーツを貼って追加します。なので、必要なものは
- プラ板
- デザインナイフ
- プラスチック用接着剤(※詳しくはこちらの記事をどうぞ。)
上記があればOKです。
例えば四角い凸モールドを追加するなら、プラ板を好みの大きさに切って貼るだけ。
シンプルですね。
あとは、パーツになじませるために、直角の角を削ると効果的だったりします。貼ったプラ板の上に、さらに小さなプラ板を貼ってもリアル感でますね。
あとは追加した凸モールドの周りをスジ彫りするとキレイにスミ入れできて、立体感がでていい感じになりますよ。凸モールドはプラ板や余剰パーツを貼り付ければ完成です。
「凹モールド」の場合
凹モールドはいわゆる「スジ彫り」と同じなので、必要な道具は下記のスジ彫り道具です。
- BMCタガネ or ラインスクライバー ※太さは0.15ミリがおすすめ
- スジボリ用ガイドテープ ※3ミリが使いやすい
上記があれば大丈夫です。スジ彫り道具は他にもありますが凹モールドには上記の2つでOKです。スジ彫りに必要な道具については「ガンプラ初心者に必要なスジボリ道具は4つだけ【最小限でOK、数をこなそう】」の記事で詳しく書いてるので、ご覧ください。
上記があれば基本的な凹モールドは作れますが、マイナスモールドや丸モールドを追加するなら、下記も必要です。
マイナスモールドに必要な道具
- BMCタガネ or ラインスクライバー ※0.5ミリほど
- ウェーブHG彫刻刀 or ゴッドハンド「スピンブレード」
丸モールドに必要な道具
- ゴッドハンド「スピンブレード」
- ピンバイス(※持ち手も必要です。)
必要な道具がわかったら、追加手順を見ていきます。
少し前に書いたとおり、凹モールドはいわゆる「スジ彫り」と同じなので、下記のとおり手順もスジ彫りと同じです。
- 下書きをする
- ガイドテープを貼る
- ゆっくり何回も彫る
- 表面を整える
上記の流れで作業します。ここはスジ彫りと同じなので、さらーっと解説していきます。詳しく知りたい方は「【簡単】ガンプラにスジ彫り(スジボリ)する方法を初心者向けに解説【4つの手順つき】」にてわかりやすく書いてるので、チェックしてみてください。
①:下書きをする
まずはシャーペンでパーツに下書きをします。ここではまっすぐ線を引く必要はないので、ざっくりデザインを決めてください。何度も書いたり消したりして好みのデザインを見つけましょう。
Twitterとかガンスタを見つつ、好みのデザインを真似するのもありですね。
②:ガイドテープを貼る
下書きにそってガイドテープを貼ります。このとき手でベタベタ触ると粘着が弱くなるので、ピンセットを使うことをおすすめします。
③:ゆっくり何回も彫る
BMCタガネやラインスクライバーで、ガイドテープに沿って彫ります。
このとき、いきなり強く彫ろうとすると失敗します。まずは力をいれずに「なぞるように」彫りましょう。
何回も彫るとちょっとずつ溝ができてくるので、ゆっくり彫るほうが失敗せずキレイに彫れますよ。10~20回ぐらいを目安に彫れば完了です。
僕は20回と決めて彫ってます。
④:表面を整える
スジ彫りしたあとは表面が毛羽立つので、800番あたりでヤスリがけをして表面を整えれば完成です。以上がシンプルな凹モールド(スジ彫り)の追加方法でした。
続いて「マイナスモールド」、「丸モールド」の追加手順を解説します。
マイナスモールドを追加する方法
手順は下記のとおり。
- 切り込みを2本入れる
- 切り込み部分を彫る
意外とシンプルだったりします。詳しく見ていきましょう。
①:切込みを2本入れる
HG彫刻刀やスピンブレードでまず1本目の切り込みをいれます。あとで彫って深くするので、浅くてオッケーです。むしろ深く彫ろうとすると危ないので要注意。
続いて2本目は「1本目に向かって斜めに」切り込みます。
V字に彫るイメージですね。
と言われても0.5ミリとかいちいち測れないので「1本目のすぐ横」に2本目の切込みをいれれば大丈夫です。ここはそんなに神経質にならなくて、だいたいで問題ないです。
②:切り込み部分を彫る
あとは2本の切り込みでできた小さな溝を、0.5ミリほどのタガネやラインスクライバーで彫ります。
スジ彫りと同じく何回も彫ってるとだんだん深くなるので、力は不要です。ここも10~20回彫れば完成。これでマイナスモールドが作れました。
既存のスジ彫りにマイナスモールドを追加する場合
下記のようにスジ彫りの一部をマイナスモールドにする場合は、
- スジ彫りに向かって切り込みを入れる
- 切り込みを部分を彫る
これだけです。ようするに「1本目の切り込み = スジ彫り」なので、いきなり2本目の切り込みからスタートするだけですね。
スジ彫りしたあとで「ここはメリハリ出したいから、マイナスモールドにしてみよう」ってときはよくあるので、わりと多いパターンかと思います。
丸モールドを追加する方法
手順は下記のとおり。
- ピンバイスで軽く彫る
- スピンブレードを回転させて彫る
以上です。これもシンプルですね。
①:ピンバイスで軽く彫る
ピンバイスは「位置決め」のために彫るので、軽くで大丈夫です。
丸モールドを作りたい位置に、ピンバイスで軽く彫りましょう。太さは彫りたい丸モールドの大きさと同じでOK。
②:スピンブレードを回転させて彫る
ピンバイスで軽く彫った部分に、スピンブレードを置いて回転させれば完成です。
最初は不思議ですが、くるくる回転させると、みるみる彫れていきます。スピンブレードはマイナスモールドにも使えるし、丸モールドにも使えるので便利ですね。
彫った丸モールドはそのままでもいいし、面取りビットでなじませたり、ディテールアップパーツを埋め込んだりして活用しましょう。
ちなみにゴッドハンド「スピンモールド」だといきなり回転させるだけで、丸モールド作れます。さらに「スピンモールド45」だと、面取りビットも不要で、一撃でカッコいい丸モールドになります。
仕上がりの綺麗さも、作業の簡単さも反則級ですね。
技術も大事だけど、道具も大事です。
ガンプラのモールドやスジ彫りにパターンは存在する
モールドやスジ彫りには下記の4パターンあります。
- クランク型
- 直角型
- 平行型
- 円形型
上記の4つですね。
どんな形なのかは下記をご覧ください。
クランク型
直角型
平行型
円形型
スジ彫りするときやモールドを追加する時は4パターンを意識すると、いい感じになりますよ。
パターンについてもうちょっと詳しく知りたい方は「【発見】ガンプラのスジ彫りパターン4つをサンプル付きで解説【センスは不要】」の記事をご覧ください。わかりやすくまとめてます。
まとめ:ガンプラにモールドを追加して、リアルにカッコよく仕上げよう!
今回はガンプラのモールドとは? から、「モールドを追加する方法」までまとめてきました。
最後にまとめると、
といった感じですね。
モールドが追加できると、情報量がぐぐーっと増えて、リアル感が出てカッコよさが爆増。しかもオリジナリティも出るので、自分だけの機体に仕上がりますよ。
まずは簡単なことから作業すれば、だんだんと慣れて自然といい感じに作れるようになります。
なので、まずは、目の前のガンプラ作りをがんばってくださいね。あと、スミ入れする前に既存モールドの彫り直しをすると更にキレイになりますよ。
モールドの彫り直しは「【ガンプラ】モールドの彫り直しを初心者向けに徹底解説【全て解決】」にて解説してます。
では今回は以上です。これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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