どうも、ゲートが白化してるのを見ると、なぜか「坊やだからさ…」というシャアのセリフが思い浮かぶジェリド・メサ夫です。
今回は、ゲート処理の天敵!白化について書いてます。
白化する原因をわかりやすく書きつつ、「じゃあどうすればいいの?」という白化対策をまとめました。
白化してしまったときの対処法まで「白化対策をまるごと解説」してるので、今日から白化とお別れしましょう。
ということで、変な前置きは置いといて、早速本文へおすすみくださいませ。
ガンプラのゲートが白化する原因は「変形」するから
ゲートが白化する原因はパーツが変形するからです。
ガンプラのパーツはプラスチック製で、プラスチックは負荷がかかると樹脂が伸びて「白化」する性質があります。
例えば、パーツを手でグニグニ折り曲げてると白化しますよね。これはパーツを曲げることで負荷がかかり、樹脂が伸びた結果、白化してしまいます。
「パーツは変形すると」白化するよ!
ニッパーで切るときに切断部分がグニュ~っと変形することで、負荷がかかり、白化してしまってます。
「じゃあ、変形させないように、スパッと切れるニッパーを使えばいいんじゃない?」と思われるかもですが、半分正解で半分間違い。その理由を引き続き解説していきますね。
ガンプラのゲート処理で白化させない方法
ゲート処理で白化させない方法は「薄刃ニッパーを使いつつ、ニッパーだけで完璧に仕上げようとしない」ことです。
まず、薄刃ニッパーを使う理由は、負荷をかけずにパーツを切断できるからですね。
薄刃ニッパーは「ゲートカット用」に作られていて、刃が薄く、切断するときに負荷がかかりにくい構造になってます。
負荷がかかりにくいので、パーツが白化しずらくなります。
薄刃ニッパーの拡大画像
模型用の普通ニッパーの拡大画像
薄刃ニッパーに比べると、刃先が厚いのがわかりますよね。「この太さ」が負荷をかける原因です。
太いので、パーツ切るときに負荷をかけてしまい、ぐにゅ~っと変形するので白化してしまいます。
なので、まず白化させないためには負荷をかけずに切れる「薄刃ニッパー」を使いましょう。
具体的には、タミヤの薄刃ニッパーやゴッドハンドのアルティメットニッパーがおすすめです。
コスパで選ぶならタミヤ、仕上がり度で選ぶならゴッドハンドですね。
タミヤ薄刃ニッパー
ゴッドハンド「アルティメットニッパー」
ゴッドハンドはけっこうな価格なので、初めて薄刃ニッパー買うならタミヤからどうぞ。
尚、おすすめのニッパーについては、こちらの【最強】ガンプラ作りに本気でおすすめのニッパー3選【初心者でもOK】で解説します。
ゲート処理に特化したニッパーを知りたい方は、こちらの【保証する】ガンプラでキレイにゲート処理できるニッパー2つ【厳選して紹介】をどうぞご覧ください。
ちなみに、薄刃ニッパー以外にゲート処理に必要な道具は、こちらのガンプラのゲート処理に必要な道具3つを紹介【これだけで完璧です。】でまとめています。
ニッパーだけで完璧に仕上げようとしないこと
- キワを切りすぎて、パーツをえぐる
- 薄刃ニッパーでも、ムリすると白化する
ニッパーだけで完璧に仕上げようとすると、上記のような感じで失敗するからですね。
ここで失敗すると、そのあとのゲート処理はうまくいかないので、ニッパーだけで完璧に仕上げようとしないでください。
いくら薄刃ニッパーが素晴らしくても、薄刃ニッパーで切るだけでは、キレイなゲート処理はできません。
薄刃ニッパーで切るからこそキレイなゲート跡が残り、キレイなゲート跡が残るからこそヤスリで仕上げて、キレイなゲート処理ができあがります。
ガンプラのゲート処理で白化に気を付ける手順
- 薄刃ニッパーを使いつつ、
- 1回目はランナーからパーツを大まかに切り出す
- 2回目でちょっとゲート跡を残す気持ちで切る
- 残ったゲート跡をヤスリがけして仕上げる
キレイにゲート処理する手順を具体的に書くと、上記のとおりです。
薄刃ニッパーを使うことで、白化させずほんのちょっとだけゲート跡が残せるので、あとは残ったゲート跡をヤスリがけすればキレイに仕上がります。
もっと詳しく知りたい!という方は、こちらのガンプラ塗装なし!キレイなゲート処理をする方法【必要な道具も3つ紹介】をどうぞご覧ください。
塗装なし、と書いてますが、塗装ありでも同じ方法です。
ゲート処理で白化してしまったときの対処法5つ
- 爪でこする
- ヤスリがけする
- 流し込み接着剤を塗る
- 白化部分だけ塗装する
- シールで目隠しする
白化したときの対処法は上記の5つです。
気をつけてゲート処理をしてても、どうしても白化してしまうことがあります。
それぞれ説明していきますね。
爪でこする
白化した部分を爪でこすります。
なんか超原始的な方法っぽいですが、意外と効果あるんですよね。
簡単な白化だと効果抜群なので、騙されたと思ってやってみてください。
ヤスリがけする
白化した部分を400番でヤスリがけします。
ちなみに、ガリガリ削ると、削りすぎるので要注意。1削りずつ白化した部分を確認しながら作業してくださいね。
数回削って白化が薄まるなら、400→600→800(→1000番)と番手を上げて仕上げてください。
変化がないなら、それ以上削っても白化は治らないので、別の方法を試しましょう。
尚、おすすめのヤスリは、こちらの【保証する】ガンプラに本気でおすすめのヤスリ7選【実体験から厳選】をどうぞご覧ください。
ゲート処理にのみおすすめのヤスリを知りたい方は、こちらのガンプラのゲート処理におすすめのヤスリ3選【厳選しました】をどうぞご覧ください。
流し込み接着剤を塗る
白化した部分に流し込み接着剤をちょろっとだけ塗ります。
接着剤はプラスチックを溶かすので、白化した部分を溶かして目立たなくしよう!という狙いですね。
流し込み接着剤を塗って、乾いたらヤスリで表面を仕上げます。そうすると白化が目立たなくなります。
ちなみに、通常の接着剤だと他の部分に侵食して色が変わったりするので、使うのは「流し込み用」です。
タミヤなら緑(薄緑)、クレオスなら紫のフタの接着剤ですね。(速乾タイプでもOK)
タミヤ流し込み接着剤
クレオス流し込み接着剤
ここまで、以下3つの方法を解説しました。
- 爪でこする
- ヤスリがけする
- 流し込み接着剤を塗る
これで白化がなおらない……なら、あとは力技で白化を消すのみです。
続いて「力技」を紹介していきます。
白化部分だけ塗装する
白化した部分だけを塗装します。
塗装といっても、べったり塗るのではなく、白化部分にちょっと塗るだけです。
木の机に小さなキズができたから、似た色をちょっとつけてわからなくするイメージですね。
白化がわからなくなればOKなので、似た色をちょろっと塗れば意外とわからなくなります。
無塗装派の人なら、以下のガンダムマーカーが便利です。
- ガンダムベーシックセット
- ジオン軍マーカセット
- SEEDベーシックセット
セットになってるので似た色や同じ色が見つけやすいです。また、色によっては1本だけでも買えます。
ペンタイプなので、筆もいらないし、片付けも不要で、白化部分にちょろっとつけるだけなので完了。
無塗装派の人でもガンダムマーカーだと手軽で簡単ですね。
ガンダムマーカーはいろんな色があるので公式サイトをチェックしてみてください。
シールで目隠しする
白化した部分に、付属のシールや、市販のデカールを貼りましょう。
白化部分を物理的に見えなくする作戦ですね。
部屋の壁に傷があるからポスターで隠すのと同じで、白化した部分をシールで隠しましょう。
まとめ:しっかり白化対策をして、キレイなゲート処理をしよう。
今回はゲートが白化する原因から、白化対策までまとめてきました。
もう一度まとめますね。
ゲート処理がキレイにできると、ガンプラから「プラモ感」が消えてかっこよくなるので、ぜひゲート処理がんばってくださいね。
ゲート処理のコツはこちらのガンプラのゲート処理のコツを3つ解説【上手くできなくて普通】に書いてるので、コツを抑えるとキレイにゲート処理できますよ。
また、ゲート処理に工具が必要なように、ガンプラ制作にはまだまだ必要な工具があります。
詳しくはこちらのガンプラのおすすめ工具セット25選!初心者から上級者まで便利な道具グッズまとめで解説するので、おすすめの工具を知りたい人は必見です。
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