どうも「モールドの彫り直しって大切だよなぁ。」とガンプラを作るたびに感じるジェリド・メサ夫(@jeridmessao )です。
今回は「モールドの彫り直し」についてまるっと解説していきます。
モールドの彫り直しの必要性から、必要な道具、方法、どこ彫ればいいのか? まで初心者が気になることをわかりやすく説明してるので、スミ入れしてカッコよく仕上げたい人はぜひ参考にしてください。
最後まで読みつつ手を動かすと、ガンプラ製作レベルが上がりますよ。では、本文へお進みください。
ガンプラでモールドの彫り直しは「スミ入れするなら」100%やるべき
スミ入れするなら、モールドの彫り直しは絶対にやりましょう。
なぜならモールドの彫り直しをやると「スミ入れがキレイに仕上がる」からですね。
もしモールドの彫り直しをしなかったら、
- 段差部分など、スミが流れないからスミ入れできない。
- もしもスミが流れてもモールド(溝)じゃないので、拭き取ると消える。
- 彫り直しをしないと、モールドが浅くて拭き取って消えてしまう。
- 塗装した場合、モールドが埋まってしまう。
といったことになります。つまりはモールドの彫り直しをやっておかないと、そもそもスミ入れできないってことですね。
なので、スミ入れするなら、モールドの彫り直しは鉄板で必要なので、引き続き読み進めてください。
逆にスミ入れしない人は、モールドの彫り直しをする必要はないので、ここでページをそっと閉じてくださいね。
ガンプラにモールドの彫り直しをする方法【手順と道具を解説】
モールドの彫り直しをする必要性がわかったので、続いて具体的な手順を説明していきます。
まずはモールドの彫り直しに必要なものを書いておきますね。
モールドの彫り直しに必要な道具
スジ彫りに使う道具と同じですね。
具体的には下記のスジ彫りツールがおすすめ。
- BMCタガネ
- ラインスクライバー
- スジ彫りカーバイト
などのツールがあればOKです。
BMCタガネは彫りやすいですが、人気で常に品薄。なので、買えないと思うのでラインスクライバーがおすすめですね。
僕もラインスクライバーを使ってまして、ペン持ちできてすぐ慣れて使いやすいですよ。ラインスクライバーについては「ハイキューパーツのラインスクライバーを徹底レビュー!買って正解【初心者こそ使うべきツール】」の記事で詳しくレビューしてるのでご覧ください。
ちなみに他にもけがき針やデザインナイフでやってる方もいますが、専用ツールじゃないので難しいですね。一般的なツールを使いこなすのは上級者のやり方なので、初心者はスジ彫り専用ツールで始めるほうがいいですよ。
専用ツールだけあって、彫りやすいし、失敗もしずらいです。なので、まずはタガネやラインスクライバーといったスジ彫りツールを用意しましょう。
モールドの彫り直しをするべき場所
かんたんに書くと「スミ入れしたい場所」を彫り直せばOKです。とはいえ、それだと「よくわからない」と思うので、具体的には下記です。
- 最初からモールドになってるところ
- 段差部分
上記です。最初からモールドになってる部分は、彫ったほうがスミが流れやすくなり、スミ入れがキレイに仕上がります。
段差部分は下記のような部分で、ここは彫り直しをしないと、スミ入れできません。
なので、ちゃんと彫ってくださいね。とはいえ、最初から全てを彫るのは時間がかかるし、面倒くさいと思うので、まずは「ここにスミ入れしたいな。」と思った場所だけ彫ればOKです。
たくさんガンプラを作ってると「ここは彫ってスミ入れしたほうがカッコよくなるな。ここは不要だな。」といった「勘」みたいなのが自然と磨かれるから、まずは好みにまかせて彫りましょう。
モールドを彫る方法
モールドを彫る時は、
- ゆっくり優しく彫る
- 少ない回数で彫ろうとしない
上記を意識すると、はみ出したりせず失敗しにくいです。
最初からあるモールドの場合は、溝にそって彫れるので、ブレずに彫りやすい。しかし、段差部分を彫るときはガイドになる溝がないので、「力」を入れると刃先が滑り100%はみ出します。
早く終わらせようと思ってるときほど、力がはいってはみ出すので要注意。
モールドを彫る時は「刃先でパーツをなでる」ぐらいに優しく彫りましょう。
そして、優しく数回彫れば「小さな溝」ができるので、そうなればズレにくくなってキレイに彫れますよ。スジ彫りと同じくモールドの彫り直しのときは「弱い力で、優しく何回も彫る」と失敗しません。
ちなみに彫る回数は好みでOKで、僕は最初からモールドになってる部分は10回、段差部分は20回って決めて彫ってます。
あと、彫るときは「内から外」を意識して彫ってください。なぜなら外から内に彫ると、行き過ぎたときに関係ない部分を彫ってしまうからですね。
内から外だとはみ出してもパーツの外だから問題なし。ノーダメージです。もしはみ出したときは「浅いときはヤスリがけすれば消える」し、ちょっと深いなら「瞬間接着剤」をつまようじにつけて、乾いたらヤスリがけすればOKです。
モールドの彫り直しをするタイミングはいつがいい?
- 塗装するなら塗装の前
- 塗装しないなら、スミ入れの前
- スミ入れしないなら、不要
塗装するなら「塗装の前」がおすすめです。モールドの彫り直し → 塗装 → スミ入れの流れですね。もし、塗装 → モールドの彫り直しだとモールドが埋まってスミ入れできないし、塗装まで彫ってしまいます。
塗装しない場合は「スミ入れの前」がおすすめですね。そしてスミ入れしないなら、モールドを彫る必要がないので、不要です。
わかりやすいように作業全体の流れを書いておくので自分の作業工程に当てはめつつ、参考にしてみてくださいね。
まとめ:モールドを彫り直しをして、カッコよくガンプラを仕上げよう!
今回はモールドの彫り直しについて解説してきました。
モールドの彫り直しをするとスミ入れがキレイに仕上がるので、ガンプラがカッコよく仕上がりますよ。
少し手間がかかりますが、こうしたひと手間が大事だったりするので、やってみてくださいね。
そしてモールドの彫り直しをしたら、次は「スジ彫り」にも挑戦してみてくださいね。スジ彫りについては「ガンプラのスジ彫り初心者がやるべき作業と用意すべきツールを具体的に解説」でまとめてます。細かい悩みについては下記にまとめてます。
では、今回は以上です。これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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