どうも、もっと早くスミ入れに出会いたかったジェリド・メサ夫です。
今回はガンプラのスミ入れに使う塗料はタミヤの「スミ入れ塗料」がいいよ!という話をしていきます。
他にもスミ入れ塗料がある中で、タミヤのスミ入れ塗料をプッシュする理由は以下のとおり。
- 希釈しなくていい
- 塗料が流れやすい
- 簡単にふきとれる
- ビンのまま使える
本文では理由を具体的に解説しつつ、スミ入れ塗料を使ったスミ入れ方法までまとめてるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
では、前置きはこのへんにして、3分後にスミ入れ塗料マスターになりましょう。
ガンプラのスミ入れ塗料はタミヤ「スミ入れ塗料」がベスト
スミ入れに使う塗料はタミヤの「スミ入れ塗料」がベストです。
記事の最初に書いたとおり、理由は下記です。
- 希釈しなくていい
- 塗料が流れやすい
- 簡単にふきとれる
- ビンのまま使える
タミヤのスミ入れ塗料は1本396円(定価)で何十体も作れるのでコスパも抜群です。
では理由を見ていきましょう。
希釈しなくていい
希釈しなくていいので、濃度とか気にせず使えます。
エナメル塗料をスミ入れに最適な濃度に薄めてあるのがこの「スミ入れ塗料」だからですね。
他の塗料だと「1:1」とか「1:2」とか自分で希釈しないといけなくて、上手にしないとうまくスミ入れできなかったりして、希釈って難しいんですよね。
そして、測るのとか手間すぎる。
上級者だとカンとか経験でうまくできますが、そうでない初心者にはキビしいです。
「スミ入れ塗料」だと購入すれば最初から使いやすく最適化されてるので、初心者でも安心して使えます。
塗料が流れやすい
「そこまで流れるの?!」ぐらい、すぅ~っと塗料が流れてくれます。
エナメル塗料は他の塗料より流れ込みやすいのは、さきほど書いたとおり、濃度がスミ入れに最適化されてるおかげですね。
1つのスジ彫りで1回「ちょん」と塗料を流せばほぼスミ入れが完了するぐらい流れます。
塗料が流れやすいのは作業効率にもつながるので便利ですよ。
長くても2〜3回流せば終わりますよ。
簡単にふきとれる
「スミ入れ塗料」は乾いたあとでも簡単に拭き取れます。エナメル塗料は塗膜が強くないので、エナメル溶剤で簡単にキレイに落とせるからです。
塗膜が強くないので大きな面の塗装には向かないけど、裏を返すとスミ入れとか小さな部分塗装には最適。
簡単に拭き取れない塗料だと、拭き取るときにパーツが汚れたり傷ついたりするので、カッコよく仕上げるための作業が逆に汚してしまって本末転倒です。
なので、簡単にふきとれるのは作業面からも仕上がり面からも大事なポイントです。
ビンのまま使える
「スミ入れ塗料」ビンのまま使えて、気づきにくいけど便利なんですよね。
ビンのまま使えるおかげで、下記みたいに道具も手間も不要。
- フタに筆がついてるから、筆を用意する必要なし。
- 希釈しなくていいいので、塗料皿がいらない。
- 希釈済みだから、塗料をビンから出す必要がない。
道具が必要だと用意するのも面倒だし、片付けまでも面倒なんですよね。
筆を専用液で洗って、塗料皿を洗って……。しかも、なかなか取れないからこすって……とか、毎回面倒すぎます。
スミ入れ塗料ならビンのまま使えるので、超絶便利です。
タミヤのスミ入れ塗料は全部で9色。迷ったらダークグレーがいい感じ。
- ブラック
- グレー
- ダークグレー
- ライトグレー
- ブラウン
- ダークブラウン
- ディープブラウン
- ピンクブラウン
- オレンジブラウン
スミ入れ塗料は上記の9種類の色が用意されてます。
理想は成型色ごとにスミ入れの色を選ぶことですが、それだと面倒だしお財布にもキビシイと思うので、色に迷うならダークグレーを選びましょう。
ダークグレー1つあればたいていのパーツで使いまわしできますよ。
尚、スミ入れの色について詳しく知りたいなら、こちらのガンプラのスミ入れは成型色に近い色を選べばOK【迷ったらダークグレー】をチェックしてみてください。
ガンプラのスミ入れは水性アクリル塗料でもできる
- アクリル塗料をアクリル溶剤で希釈
- マジックリンを入れて流れやすくする
- 筆に染み込ませてスミ入れする
- 完全に乾く前にふきとる
「スミ入れ塗料」のようにエナメル塗料以外の、水性アクリル塗料でもスミ入れできるのですが、手順は上記の通り。
詳しくは下記のプロモデラーの林哲平さんの記事がわかりやすいです。
ただ、希釈は初心者には難しい。
水性アクリル塗料でもスミ入れできますが、個人的には水性アクリル塗料でのスミ入れは初心者向きじゃないかな、、、って思います。
どちらかというとアクリル塗料でのスミ入れは自分で希釈する必要があるので、中級者とか上級者向けかなと。
初心者にはそもそも希釈が面倒だし、うまく希釈できないと塗料が流れなくてうまくいきません。
逆にシャバシャバすぎると色が薄くなったりと、「スミ入れ塗料」みたいにフタをあけてサッと使える「簡単さ」はないですね。
またアクリル塗料のほうが塗膜が強いので、拭き取りにくいです。完全に乾くと溶剤を使ってもなかなか落ちません。マジックリンを使うと少しこすれば落ちますが、それでもスミ入れ塗料に比べると落ちにくいですね。
「スミ入れ塗料」だと、買ってフタをあけたら筆もついてるし、希釈とか気にせずいつでもスミ入れにできます。完全に乾いてもエナメル溶剤ですぅ~っと拭き取れるので、初心者でも難しい作業しなくても使えますね。
アクリル塗料でもスミ入れできますが、エナメル塗料はスミ入れに使いやすくて「スミ入れ塗料」として販売されてるぐらい使いやすいので、初心者ならスミ入れに最適な「スミ入れ塗料」をおすすめします。
エナメル塗料でスミ入れすると割れる理由と解決策
「エナメル塗料でスミ入れすると、パーツが割れる」と聞いたことがあるかもしれませんが、正直、たまに割れることがあります。
しかし、「普通に使ってガンガン割れる」とかじゃないのでご安心を。
パーツが割れるのはちゃんとした理由があって、その理由さえわかれば対策できて安心して使えます。
エナメル塗料は、パーツをもろくする
割れる理由は「エナメル塗料を大量に塗ると、パーツがもろくなるから」ですね。
負荷がかかって弱い部分がもろくなることで、割れてしまいます。負荷がかかってる箇所 = パーツをはめこんだり、接続部の細い・薄い部分のことです。
ようするに負荷がかかってる箇所にエナメル塗料を使うと、割れやすくなるってことですね。
割れないようにする具体的な解決策
なので対策は「なるべく負荷をかけずにスミ入れする」です。
具体的には下記のとおりです。
具体的な解決策
- 完成姿でスミ入れしないこと
- パーツごとにバラしてスミ入れする
- 大量に塗料を流さないこと
- 塗装やトップコートをしてからスミ入れする
あとは、「エナメルスミ入れの割れは家のもので防げるって話。」の記事で書かれてるとおりで、スミ入れしてすぐドライヤーの冷風を当てるのも効果があるみたいです。
また、パーツをバラしてスミ入れすれば大丈夫です。「できるだけパーツをバラしてスミ入れ」すればまず割れないので、バラしてスミ入れがおすすめです。
バラしてスミ入れするほうが拭き取りも細かくできてやりやすいですよ。
何回もスミ入れしてると「あ、このままやると割れるかも」な感覚が掴めてくるし、やってみるとわかりますが横着しない限りは割れないので、安心してくださいね。
何回かやってどうしても割れて嫌なら水性アクリル塗料とかスミ入れペンを使うことを考えましょう。
スミ入れペンについては、こちらのガンプラのスミ入れにおすすめな道具を公開!【ガンダムマーカー(ペン)と塗料だけでOK】で詳しく書いてるので参考にどうぞ。
【やり方】エナメル塗料で割れずにキレイなスミ入れをする方法
最後に、エナメル塗料でスミ入れする方法を書いて終わります。
と言っても、別に特別な方法でなく、いたって普通のスミ入れ方法です。
まず必要なものは下記の3つ。
- スミ入れ塗料
- エナメル溶剤
- 綿棒
以上です。
エナメル溶剤は220円の「大」サイズ、550円の「特大」サイズの2種類あるので、好きな方を選びましょう。
なかなか減らないので、特大1本あれば「一生持つんじゃない?」って量がありますw
綿棒は家にある普通の綿棒でOKです。
では手順を書いていきますね。
- スミ入れ塗料をよく振る
- スミ入れしたい部分に塗料を流し込む
- 綿棒にエナメル溶剤を染み込ませて拭き取る
スミ入れ塗料をよく振る
底に塗料が沈殿するので、ビンごとよく振ります。
フタが閉まってるのを確認しないと、大惨事になります!
スミ入れしたい部分に塗料を流し込む
よく振ったら、フタを開けて余分な塗料を縁で落とします。
そして、筆先を「ちょこん」と当て続けると「すぅ~」っと塗料が流れていきます。
塗料が流れないor流れが悪いなら、モールド(溝)を彫り直しましょう。溝が浅いと流れが悪くなります。
タガネやラインスクライバー、ケガキ針を使って、モールドを彫り直してから再度スミ入れしましょう。
ちなみにスミ入れするときは、割れないようにパーツごとにバラしてからスミ入れしてくださいね。
尚、ツールも合わせたもっと具体的な内容は、こちらの【初心者向け】ガンプラのスミ入れのやり方を丸ごと解説!をどうぞ。
綿棒にエナメル溶剤を染み込ませて拭き取る
塗料が乾いたら、綿棒にエナメル溶剤を染み込ませせて拭き取ります。
溶剤を染み込ませるときは、エナメル溶剤の容器に綿棒を突っ込むと簡単です。
ドボッとつっこんだあとティッシュに綿棒をこすりつけると、余分な溶剤がとれて使いやすいですよ。
あとは、綿棒でパーツの上を滑らすように拭き取れば完成です。段差部分などはモールドを彫ってない部分は、スミ入れしても拭き取ると消えます。
このあたりのことは、こちらの【初心者向け】ガンプラのスミ入れが汚い原因と解決策【やりすぎ注意】で「拭き取ると消える原因と解決策」を書いてるので参考にしてくださいね。
スミ入れを保護するのを忘れずに
スミ入れが終わったら、トップコートをおすすめします。トップコートするとスミ入れの保護になるし、仕上がりが200%アップするからですね。
もし、拭き取るタイミングがわからない!拭き取ったら汚くなった!など、うまくいかない場合は「ガンプラ初心者でも簡単!スミ入れの拭き取り方まとめ【よくある疑問も解決】」の記事をチェックしてみてください。
まとめ:ガンプラにスミ入れするなら「スミ入れ塗料」がおすすめ!
最後にもう一度まとめます。
タミヤのスミ入れ塗料は初心者はもちろん、上級者も使うので、慣れておいて損はないですよ。
思ってるより簡単に使えるので、気軽にチャレンジしてカッコよくスミ入れしましょう!
尚、ガンプラに必要なツールは他にもたくさんあります。
すべて知りたい人は、こちらのガンプラのおすすめ工具25選!初心者から上級者まで便利な道具セット・グッズまとめをどうぞ!
記事にコメントを投稿する※匿名OK
※コメントは承認制です。あとから表示されます。悩みや疑問・質問などご自由にコメントください。 いただいたコメントは全て拝見し、回答させていただきます。