どうも、ヤスリがけして合わせ目がキレイに消えたら小さくガッツポーズしてるジェリド・メサ夫です。
今回は塗装しなくても、合わせ目をキレイに消せるのか?について書いてます。
まず最初に書いておくと「無塗装だと”完璧”には合わせ目は消せない」です。
とはいえ「完璧」に消えなくても「よく見ないとわからない」レベルまで目立たなくすることは可能です。
記事本文で無塗装でもキレイに合わせ目消す具体的な方法を2つ紹介してるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
無塗装でも合わせ目キレイに消して、カッコよくガンプラ作りましょう!
では、2分で読めるボリュームなのでサクッとどうぞ。
ガンプラの合わせ目消しは無塗装だと「完璧」に消すのは難しい。
塗装せず「近くで見ても、合わせ目がどこにあったかわからない」ぐらいにキレイに消すのは難しいですね。
なぜなら、合わせ目消しに使う溶剤系接着剤(プラモデル用接着剤や流し込み接着剤)パーツを変色させるからです。
たま~に変色せずキレイに消える場合もありますが、キレイに消えるのはレア。基本的に下記画像のように、うっすら変色スジができてしまいます。
※合わせ目変色ラインの画像
無塗装だと上記のような合わせ目に変色ラインができるので、塗装せずに「完璧」に合わせ目を消すのは難しいですね。
ちなみに、瞬間接着剤だとパーツは変色しませんが、かわりに「瞬間接着剤の色」が残り合わせ目のラインが目立ちます。
透明の瞬間接着剤なら合わせ目の影が透けて見えて、色付きの瞬間接着剤だと色がスジとして残ります。
なので、瞬間接着剤でも塗装せずに「完璧」に合わせ目は消すのは難しいですね。
とはいえ、無塗装でも「完璧」に消えなくても近くで見ないとわからない「合わせ目が目立たない」レベルの仕上がりにすることは可能です。
引き続き無塗装でもキレイに合わせ目を消す方法を紹介していきます。
無塗装でガンプラの合わせ目消しをキレイに仕上げる方法【2パターン】
無塗装でもキレイに合わせ目消しをする方法は2つあります。
2つの違いは仕上がりの違いで、
- パターン①:簡単だけど、少し変色ラインがわかる仕上がりレベル「70点」の方法
- パターン②:少し手間がかかるけど、よく見ないと変色ラインがわからない仕上がりレベル「90点」の方法
上記の2パターンを解説していきます。
人によって仕上がりの許容範囲が違うと思うので、「これぐらいなら、いいな」と思える方を選んでやってみてくださいね。
パターン①:簡単だけど、少し変色ラインがわかる仕上がりレベル「70点」の方法
下記のような仕上がりになります。
※画像
まず必要なものは、
- タミヤセメント(白フタ)
- 400番、1000番(800番でもOK)のヤスリ
です。
ヤスリは基本的に何でもいいすが、タミヤのフィニッシングペーパーやゴッドハンドの神ヤスあたりが使いやすくてオススメですね。
では、手順の説明に戻ります。
手順は普通に合わせ目消しの作業と同じで、
- パーツの両側に接着剤を塗る(塗りすぎ注意!)
- 接着剤がムニュッとはみ出るぐらい、張り合わせる
- 1日(理想は2〜3日)放置して完全に乾燥させる
- 400番のヤスリではみ出た接着剤を削るようにヤスリがけする
- 1000番のヤスリで表面をキレイにする
といった手順です。
もし1000番のヤスリがなかったら、800番でもOKですよ。
ヤスリは「番手(数字)が小さい=削りやすいけど、荒い」、「数字が大きい=削りにくいけど、細かい」なので、「番手が小さい→大きい」の順番でヤスリがけするとキレイに仕上がります。
1000番でヤスリがけしたあと、少し白く感じるかもですが、最後にトップコートで仕上げると消えるので気にしなくてOKです。
あと、経年劣化で合わせ目を部分が黄ばむこともあるみたいですが、「長く保存しないよ!あとで変色してもOK」なら気にすることもないですね。
ほっておくと変色もそうですが、ホコリとかでも汚れますし(汗)
とはいえ、もう少し目立たないようにしたいなら、次の方法をお試しください。
パターン②:少し手間がかかるけど、よく見ないと変色ラインがわからない仕上がりレベル「90点」の方法
下記の様な仕上がりになります。
※画像
必要なものは、
- 流し込み接着剤(速乾はNG)
- 合わせ目を消すパーツと同じ色のランナー
- 400番、1000番(800番でもOK)のヤスリ
です。
流し込み接着剤はタミヤだと緑色のフタ、クレオスだと水色のフタの接着剤のこと。
「90点」の方法では、流し込み接着剤とランナーで作る「ランナーパテ」を使います。
ランナーパテは「色付きの接着剤」のことで、パーツと同じ色だから、接着した合わせ目ラインが目立たなくなります。
ランナーパテの作り方は簡単で、下記のとおり。
ランナーパテの作り方
- 空き瓶にランナーを細かく切って入れる
- 流し込み接着剤をランナーが浸るぐらい入れる
- フタをして1日放置すれば完成
上記の作業だけなので、簡単ですね。1日放置してトロ~っとしてればOK。サラサラだとうまくいかないので、ランナーを追加してトロトロに仕上げましょう。
ランナーパテが作れたら、続いて合わせ目を消していきます。
あとは先ほどのタミヤセメントを使った合わせ目消しと同じ手順で、
- パーツの両側に接着剤を塗る(塗りすぎ注意!)
- 接着剤がムニュッとはみ出るぐらい、張り合わせる
- 1日(理想は2〜3日)放置して完全に乾燥させる
- 400番のヤスリではみ出た接着剤を削るようにヤスリがけする
- 1000番のヤスリで表面をキレイにする
これで完了です。ランナーパテを塗る時は筆やつまようじを使って塗ればOKです。
ランナーパテでの合わせ目消しだと、合わせ目ラインは「完璧には消えない」けど、よーく見ないとわからないレベルになるからあまり目立たないですね。
成型色ごとにランナーパテを作る手間がかかるぶん、キレイに仕上がります。
かんたんにまとめると…
- 少しぐらい目立ってもいいなら70点のプラモデル用接着剤。
- あまり目立ってほしくないなら90点のランナーパテ。
といった感じの使い分けですね。
とはいえ、全パーツをランナーパテで合わせ目消しするのはけっこうツライので、「ここの合わせ目は目立ってほしくない」部分にランナーパテを使いつつ、他はタミヤセメントを使う感じで使い分けるのがオススメです。
無塗装なら合わせ目を段落ちモールドにするのもアリ
無塗装なら、合わせ目を消さずに「段落ちモールド」にするのもいい感じです。
段落ちモールドとは、合わせ目に彫るスジ彫りみたいなもので、カッコよく仕上がりますよ。
段落ちモールドにする方法は、色々あって下記の4つ。
- BMCダンモで、段落ちモールド作る方法
- スジ彫りツールで、段落ちモールド作る方法
- ツールを自作して、段落ちモールド作る方法
- デザインナイフで、段落ちモールド作る方法
①の方法だと、BMCダンモという段落ちモールド専用ツールでなぞるだけ。待ち時間ゼロだし、合わせ目を消すより圧倒的に簡単ですよ。
詳しいやり方や手順は下記をご覧ください。
合わせ目消しをしたら無塗装でもトップコートで仕上げるべし
トップコートとは簡単に書くと「最後の仕上げに”透明な塗装”をして保護すること」で、塗装する人でもしない人にもトップコートは必須です。
なぜなら、トップコートをすることで、
- ヤスリの細かい傷を消して表面を整える
- 合わせ目消しの変色スジが少し目立たなくなる
- デカール(シール)や塗装、スミ入れ、汚し加工を保護する
といった効果があるからですね。
ですが上記のことも大事だけど、それより「トップコートをするとシンプルにカッコよく仕上がるから」が本音です。
トップコートをすると「プラスチック感が消えて、リアル感が爆増」するので、感動するレベルに仕上がりが違ってきますよ。
トップコートはまじで絶対やるほうがいいです。騙されたと思ってやってみてください。
トップコートには、
- 光沢
- 半光沢
- つや消し
の3種類ありますが、よほどツヤツヤしてるのが好みじゃなければ「つや消し」が1番カッコいいです。
ちなみに「トップコートは透明塗装」と書きましたが、缶スプレータイプがあるので、塗装環境は必要ないです。家の外やベランダでダンボールを用意すればサクッとできますよ。
色んなメーカーからつや消しタイプのトップコートが発売されてますが、「水性プレミアムトップコートのつや消しタイプ」だと初心者でも失敗せずに使えます。
どうしても無塗装での合わせ目消しに満足できないときの対処法
いろいろやったけど、満足できる仕上がりじゃないときは、下記の方法もありです。
- 合わせ目をモールドに変身させる
- 思い切って部分塗装からはじめる
といった方法ですね。
合わせ目をモールドに変身させる
消えない合わせ目は、逆にモールドに変身させましょう。
モールドにすることで、消さなくてもカッコよく仕上がるからですね。
合わせ目をモールドにする方法は、
- プラ板を加工して貼り付ける
- 他のガンプラの余剰パーツを貼る
- ディテールアップパーツを貼る
といった方法ですね。②と③の方法だと、貼るだけなので超シンプルです。
シンプルだけど、わりと効果てきめんですよ。
おすすめのディテールアップパーツは下記記事をご覧ください。
思い切って部分塗装をはじめる
もう1つの対処法は「塗装」することです。
無塗装の話をしてるのに、「塗装しよう!」なんて「何言ってるかわかってる?」と怒られそうですが、、、。
塗装っていってもいきなり塗装ブースで本格的なのものじゃなくて、一部パーツだけ筆で塗るといった部分塗装とかのことです。
筆とアクリル塗料があればどこでも作業できるので、完璧に合わせ目消したくなったら考えてみてくださいね。
部分塗装については下記で解説してるので、参考にしてみてください。
塗装するなら、合わせ目ラインが残っても気にしなくていいので、瞬間接着剤だと作業効率もよくておすすめです。
合わせ目消しに使う接着剤のことは、下記記事にまとめてるからチェックしてみてください。
まとめ:無塗装だと「完璧じゃない」けど、ガンプラの合わせ目はキレイに消せる。
今回は塗装しなくても、合わせ目をキレイに消せるのか?について書いてきました。
改めて最後にまとめますね。
といった感じですね。
合わせ目が思うように消えてくれると、「いかにも組み立てました!感」まで消えて、ガンプラの仕上がりレベルが上がります。
合わせ目消しは作業するほど慣れて上手くできるようになるので、いきなり完璧にしようとせず、何回も挑戦してみてくださいね。
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