どうも、合わせ目が消えた瞬間の感動が好きなジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
キレイに消えたときは、ほんと魔法ですよ。
今回は「初心者向けに一番カンタン&失敗しにくい合わせ目消しの方法」を解説していきます。
ギャラリーページで公開してる完成作品は、全て合わせ目消しをしており、「合わせ目がわからない」と思うので、参考になるはず。
簡単な合わせ目消しの方法に加えて、初心者の方が疑問に感じることも解決してるので、最後まで読んでスッキリしてくださいね。では本文をどうぞ。
【ガンプラ初心者向け】一番簡単な合わせ目消しの方法【手順もシンプル】
合わせ目消しには色んな方法がありますが、初めて合わせ目消しに挑戦するなら「タミヤセメント(白ふた)」を使う方法が一番です。
その理由は、
- 王道の合わせ目の消し方
- 無塗装の人でもキレイに消えやすい
- 作業がシンプルで初めてでも失敗しにくい
といった理由があるからですね。
流し込み接着剤とか瞬間接着剤とかを使った方法もありますが、
- 変なとこに流れ込んでしまったり
- 流し込む隙間の調整が微妙だったり
- 塗装が前提だったり
と、初心者には難しい箇所があるので、初心者にはシンプルに失敗せずできる「タミヤセメント(白フタ)」を使った方法がおすすめです。
もちろん、流し込み接着剤や瞬間接着剤を使ったほうが効率的だったりしますが、最初は「効率」より「作業に慣れること」、「ちゃんと合わせ目が消せること」が大事だと思うので、タミヤセメントを使って作業してください。
だんだんと合わせ目消しに慣れてきたら、別方法を試せばOKですね。
では、引き続き「タミヤセメント」を使った合わせ目消しの手順を解説しますね。
ガンプラ初心者でも簡単!タミヤセメントを使った合わせ目消しの手順を解説
手順は下記のとおり。
- 道具を揃える
- ダボ処理をする
- パーツに接着剤を塗る
- パーツを接着して乾かす
- 乾いたら、ヤスリがけして完成
手順①:道具を揃える
まずは必要な道具を揃えましょう。
といっても、タミヤセメント(白フタ)とヤスリがあればOK。プラモデル用接着剤の種類について知りたい方は「【初心者向け】ガンプラの合わせ目消しにおすすめの接着剤4つ【特徴も解説】」の記事をご覧ください。
ヤスリについては手持ちのヤスリで大丈夫です。
金属ヤスリや400番の紙やすり(or スポンジヤスリ)、仕上げ用の800番(or 1000番)のヤスリを用意してください。
※曲面のパーツなら紙やすりやスポンジヤスリがあると便利です。平面パーツなら当て木があると便利です。
当て木とは?と思う人は「ガンプラのヤスリがけに使う当て木をどこよりも詳しく解説【おすすめ3つ紹介】」をご覧ください。
ちなみにヤスリで迷う人は「【保証する】ガンプラに本気でおすすめのヤスリ7選【実体験から厳選】」でまとめてるので、チェックしてみてくださいね。
手順②:ダボ処理をする
パーツがしっかりと密着するように、ダボ処理をします。
作業内容を簡単に書くと「パーツのピンがハマる穴にニッパーで切込みを入れる」です。
こうすることで、パーツ同士が合わさる部分が「ビッタリ」ハマるようになります。
「そんな作業いる?」と思われるかもですが、たまにダボ処理をしないと、力をいれないとパーツ同士がハマらないときがあるんですよね。
必須作業ではないですが、余裕があるならダボ処理をしましょう。
ちなみにダボ処理はパーツを分解しやすくするひと手間なので、今後、改造とか塗装とかする予定なら覚えてて損はないですよ。
ダボ処理については「ガンプラのダボ処理を初心者にもわかりやすいように徹底解説【手順も解説】」の記事で解説してます。
手順③:パーツに接着剤を塗る
貼り合わせる両パーツに「タミヤセメント(白フタ)」を塗ります。
合わせ目になる部分にだけ、接着剤を塗ってくださいね。
もし、関係ない部分についてしまったら、すぐに指でいいから「サッと」拭き取りましょう。あとからだと大変ですよ。
塗り方は「パーツの内側から外側に向かって」フタの裏についてる筆で、接着剤を「乗せるイメージ」で塗ります。
貼り合わせる両パーツに塗りましょう。
※パーツを手で持ちにくい!塗ったあと置きにくい!ならクリップとか、塗装用の猫の手を使ってみてください。
手順④:パーツを接着して乾かす
両パーツに接着剤が塗れたら、10~20秒ほど待って、パーツ同士を張り合わせます。
※接着剤がプラをほどよく溶かすのを待つために待ちます。
あとは、接着剤を塗ったパーツ同士を、軽く力を入れつつ張り合わせます。
このとき、貼り合わせた部分から接着剤が「むにゅっ」とはみ出せば完璧。
貼り合わせたら、最低でも1日(理想は2~3日)放置させて、接着剤を乾かします。
1日待つとか「はやく続きの作業したいのに!」ってイライラするかもですが、初心者こそ、焦らずゆっくりが大事。
ガンプラ作業に限らず、焦って作業するとだいたい失敗しますので。急がば回れです。
※乾くまでは作業できないので、合わせを消したいパーツをまとめて作業しておくと、効率良いです。
手順⑤:乾いたら、ヤスリがけして完成
あとは「はみ出てて、カチカチになってる接着剤」を削ります。
400番のヤスリや金属ヤスリで「接着剤だけを削る」イメージでヤスリがけしてください。
金属ヤスリはガリガリ削れるので、慣れるとサクサク作業できますよ。
ちなみに、あんまりガリガリやると、関係ない部分まで削ってしまうかもなので、要注意。
ヤスリがけする以外にデザインナイフの刃でカンナがけするようにして、接着剤を削ることもできます。
ヤスリが入りにくい狭い部分だと、カンナがけが快適ですよ。
以上が合わせ目消しの手順です。接着剤を塗る量感覚や「むにゅっ!」と接着剤がはみ出る感じは、数回やれば慣れてくるので、まずは「質より量」でがんばってくださいね。
ガンプラ初心者が合わせ目消しで感じる疑問4つを解決
合わせ目消しをする中で感じる疑問は下記のようなものがあるはず。
- 合わせ目消しをしないのは、どう思う?
- 合わせ目消しが面倒…。全部やらないとだめ?
- 無塗装での合わせ目消しはどうやるの?
- 合わせ目消しで失敗したら、どうすればいい?
それぞれ見ていきましょう。
疑問①:合わせ目消しをしないのは、どう思う?
全然、オッケーだと思います。
制作代行とか模型誌の見本などの「仕事」としてするなら、必須ですが、趣味でやるなら「自分が良ければ、それで良い」です。
義務みたいに「合わせ目消しはしないとダメだ!」と思ってると、息苦しくないですか?
「今回はやってみようかな。」「今はしんどいからパス」ぐらいのフランクな感じで、ガンプラを楽しむのが一番。最近のガンプラは合わせ目が目立たないようになってるし、
- 合わせ目消しをしなくても、ガンプラはカッコいいし、ガンプラ作るのは楽しい
- 合わせ目消しをしても、ガンプラはカッコいいし、ガンプラ作るのは楽しい
です。
疑問②:合わせ目消しが面倒…。全部やらないとだめ?
「全部やらないと気がすまない!」なら全部やりましょう。そうじゃないなら、全部やらなくも大丈夫。
組み立てて「隠れる部分」は放置でOK。合わせ目が目立つ部分だけ、合わせ目消しをしましょう。
僕もいつも仮組みして「ここは消す。ここはやらない。」と決めてます。
面倒なら、見えない部分は放置しましょう。
※ただ、見えない部分は失敗できるので合わせ目消しの練習にピッタリですよ。
疑問③:無塗装での合わせ目消しはどうやるの?
今回紹介した「タミヤセメント(白フタ)」を使った方法でOKです。
ただ、もしかすると、合わせ目に「スジ」みたいな変色ラインが残るかもしれません。
近くで見ないとわからないぐらいの「変色ライン」ですが、それがイヤなら、ランナータグを削って、流し込み接着剤に溶かしてつくる「ランナーパテ」を使う方法があります。
手順は同じで、ランナーパテを塗って貼り合わせて削るだけ。
詳しくは「ガンプラの合わせ目消しは無塗装だと「完璧」に消えないけど、キレイにできる。」をご覧ください。
疑問④:合わせ目消しで失敗したら、どうすればいい?
ちょっとスジ見ないなのが残ったり、一部が凹んでるような感じだと、対処法は下記の3つ。
- さらに削る(ただし、少し削って変化なしなら止める)
- 瞬間接着剤やパテを付けて、再度ヤスリがけする(塗装必須)
- 無塗装なら、ランナーパテを作り、塗ってヤスリがけする
上記が対処法です。
あと「今回の失敗は、勉強だと思ってあきらめる!」のもアリですね。
どんな作業も最初の方は失敗してあたりまえです。
僕も、しょっちゅう失敗しました。というか、今も失敗しまくりです(汗)
ですが、「上手い人 = 失敗しない人」ではなく「上手い人 = リカバリーが上手い人」だと思ってるので、何回も挑戦しつつ、慣れてしまいましょう。慣れてくると「あ、なんかこれだと失敗するかも?」って肌感覚がついてきますよ。
まとめ:初心者こそ簡単な方法で、シンプルに合わせ目を消そう!
今回は「初心者向けに一番カンタン&失敗しにくい合わせ目消しの方法」を解説してきました。
最後にまとめます。
といった感じですね。
合わせ目が消えると「プラモデル組み立てました感」が消えるので、いい感じに仕上がりますよ。
合わせ目消しはたくさん作業すればするほど慣れて上手くなるので、楽しみつつ作業してみてくださいね。
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