どうも、スジ彫りが楽しくてしかたないジェリド・メサ夫です。
スジ彫りっていざ始めようと思うと、何をどうすればいいかわからないですよね。僕も最初は同じようにスジ彫り迷子でした。
ですが勉強しつつ制作することで「初心者が用意する道具とやるべきこと」がわかったので、過去の自分に向けてわかりやすく記事を書きました。
最後まで読むと必要なものとやることがわかるので、今日から楽しいスジ彫りライフがスタートしますよ。
では、3分ほどお付き合いくださいませ。
ガンプラのスジ彫りに挑戦する初心者が用意すべきツール
スジ彫りするために「彫る道具」が絶対必要です。
具体的には、
- BMCタガネ
- ラインスクライバー
- スジ彫りカーバイト
といった「スジ彫り専用」の道具が必要です。
スジ彫り専用の道具は他にもたくさんありますが、上記の3つからどれか1つを選べばまず失敗しません。
どれもメジャーだし、使いやすくて人気のツールです。
スジ彫り専用の「BMCタガネ」がおすすめ
もしどれを選べばいいかわからないなら、BMCタガネが使いやすくて彫りやすいのでおすすめ。
1本約3,000円ぐらいしますが、長く使えるし、これからもガンプラ続けるなら1つぐらいは持ってて損はないですよ。
ただ、BMCタガネは職人が手作業で作っていて、大量生産されてません。なので、現在品薄で転売価格で超高いのでご注意を。
タガネが品薄なら「ラインスクライバー」がおすすめ
タガネが手に入らないなら、ラインスクライバーを選びましょう。
僕も愛用してまして、5本持っていて、持ちやすくて使いやすいですよ。
太さはいろいろあるけど、まずは0.15ミリがあれば問題ないです。
0.15ミリだとHG~MGまでどんなサイズでも合いますよ。
ラインスクライバーを実際に使ったレビューは下記をご覧ください。
コスパ重視なら「けがき針」から始めるのもあり
とはいえ「いきなり2,000円はキツイかも…」なら、けがき針でもOKです。
さきほど紹介したスジ彫り専用道具に比べると使い勝手など劣るけど、コスパ抜群なので入門にはピッタリです。
ミネシマの筋彫りライナーだと500円でお釣りでるし、下記記事で書いてるとおり、けがき針は100均で作れるので参考にしつつ用意してください。
いちおう、おすすめのけがき針をまとめた記事も紹介してるので、「タガネまではいらないけど、けがき針をこだわってみたい!」という方はぜひお読みください。
尚、デザインナイフでもスジ彫りできるけど、おすすめしません。
「ガンプラにデザインナイフでスジ彫りする方法【オススメしない】」の記事で書いてるとおり、デザインナイフでもスジ彫りできます。
しかし、刃を加工したり微妙な力加減が必要で初心者だと怪我の恐れがあるのでおすすめしません。
スジ彫りに挑戦するにあたって、まずは
- BMCタガネ
- ラインスクライバー
といったスジ彫り専用道具、もしくは、けがき針のいずれか1本を用意しましょう。
他にも絶対じゃないけど、将来的に必要になるスジ彫りの道具を下記にまとめてるのでチェックしてみてください。
ガンプラのスジ彫り初心者はまず「彫り直し」から始めよう
必要な道具が用意できたら、まずは既存のモールド(溝)を彫り直すことから始めましょう。
彫り直しからすすめる理由は、
- シンプルに「彫る」練習になる
- 彫り直すとスミ入れがキレイになる
- 彫り直すだけでも仕上がりが違ってくる
といった理由があるからです。
既存モールド(溝)を彫り直す方法
彫り直す方法は簡単で、もともとある溝に添って彫るだけです。
刃先で溝を『なぞる』感じで彫りましょう。
スジ彫りは超優しく、ゆっくり彫るのが基本です。
初心者は「これぐらいで彫れるの?」って力加減でも10回~20回ほど彫れば、失敗せず彫れます。
逆に少ない回数で彫ろうとして力を入れすぎると、
- はみ出す
- 関係ない部分を彫る
- 最悪すべって怪我する
などなど、見事に失敗します。
大事なので改めて書くと「スジ彫りは超優しく、ゆっくり彫る」が基本で、コツです。
溝の次は、段差部分を彫る
モールド(溝)が彫れたら次は段差部分を彫りましょう。
段差部分は溝ではないので、彫らないとスミ入れできません。
なかには「段差部分にはスミ入れしないから、彫らないよ」って人もいますが、最初は慣れる意味も込めて彫るのをおすすめします。
もし一度、彫ってみて好みじゃなければ次からはスルーすればOKですね。
ちなみに段差部分は溝のときよりシビアで、少しでも力を入れるとはみ出すので要注意。
少し刃を片側にもたれかかるような感じでゆっくり彫りましょう。
ここでも優しくゆっくりが基本で、10~20回ほど彫ればしっかり彫れます。
スジ彫りが失敗したときの対処法
軽くはみ出した程度なら、400番でヤスリがけすれば消えます。
もしそれでも消えないなら、瞬間接着剤をはみ出した部分に塗ります。
塗る時はつまようじにつけて「ちょん」と、少しだけ塗りましょう。
あとは瞬間接着剤が乾いてからヤスリがけすればOKですね。
ガンプラに新しいスジ彫りを追加する方法
最後に新しいスジ彫りを追加する方法を書いて終わります。
モールドの彫り直しでスジ彫りに慣れてきたら、新しくオリジナルのスジ彫りを追加してみましょう。
新しくスジ彫りを追加するために必要な道具
新しくスジ彫りを追加するには、最初に紹介した、
- BMCタガネ
- ラインスクライバー
- けがき針
といったスジ彫り道具に加えて、まっすぐ彫るためのガイドになる「スジボリ用ガイドテープ」が必要です。
詳しくは下記をご覧ください。
タガネやラインスクライバーといったスジ彫り専用ツールをえんぴつに例えると、スジボリ用ガイドテープは定規の役割ですね。
ビシッとキレイな線を引くために必要なので、ご用意ください。
必要な道具がわかったところで、引き続き新しくスジ彫りを追加する手順を解説していきます。
新しいスジ彫りを追加するための手順
手順はシンプルで、
- パーツに下書きする
- 下書きにそって、ガイドテープを貼る
- ガイドテープにそって彫る
といった手順です。
②と③の手順はモールドの彫り直しと同じような作業なので、それほど困ることはないと思います。
新しくスジ彫りするときに難しくて、最高に悩むのが①の下書きで「どんなデザインにすればいいのか?」だったしするので、最初はガンプラ本やTwitterの作例を真似して彫ってみましょう。
他にもスジ彫りするときに、あらかじめよく使う形が用意されてる「テンプレート」という便利ツールもあるので、活用しつつスジ彫りしてみてください。
「テンプレートってどんなのがある?」と思う方は、下記記事をご覧ください。
まとめ:スジ彫り初心者はまず道具を揃えて、彫り直しからスタートしよう!
今回はスジ彫りしたいけど、何からすればいいのか? という悩みについて書いてきました。
改めて、まとめると、
- 必要な道具を用意する
- 彫り直しからスタートする
- 慣れたら新しいスジ彫りを追加してみよう
といった感じですね。
必要な道具も改めてまとめます。
- BMCタガネ
- ラインスクライバー
- けがき針
上記のどれか1つあればスジ彫りできるので、記事を読み終えたら実際にスジ彫りしてみてくださいね。
スジ彫りできるとガンプラ制作の楽しみが200%ぐらいアップするので、ぜひ挑戦してみましょう。
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