どうも、20本以上筆を持ってるのに、レギュラーで使うのは2本ぐらいなジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回は「塗装を始めたいけど何をどうすればいいのかわからない…」と悩む初心者が塗装をスタートできるような記事を作りました。
ざっくり結論を書くと「初心者は筆塗りから始めるべし」です。理由は「始めやすいから」ですね。詳しくは本文に書いてるのでぜひ最後までご覧ください。
筆塗りに必要な道具や筆塗りでの塗装方法も紹介してるので、今日から塗装スタートできますよ。
では、2分で読める内容なので、本文をどうぞ!
ガンプラ塗装初心者は筆塗りから始めるべし
「これから筆塗りに挑戦しようと思います。」なら、筆塗りからスタートしましょう。
エアブラシやスプレー塗装より筆塗りをおすすめする理由は、
- ①:用意する道具が少ない&安い
- ②:特別な環境がいらないから
- ③:失敗してもリカバリーしやすいから
といった理由があるからですね。1つずつ詳しく説明します。
①:用意する道具が少ない&安い
詳しくは後述してますが、筆塗りに「これだけや用意してください。」な道具は下記です。
- 塗料
- 筆
- 塗料の溶剤
- 持ち手
- 塗装ベース
以上です。2~3,000円もあれば揃いますね。もちろん、上記は「必要最低限」なので、他にも道具は必要です。ですが、他に必要な道具を揃えても、4~5,000円あれば揃います。
これがエアブラシだと、エアブラシや塗装ブースが必要になります。
エアブラシだけでも1万円以上するので、けっこう出費ですよね。
またスプレー塗装も塗装ブースが必要です。スプレーなので、外やベランダでもできますが、細かい塗り分けとか夏とかだと大変です。
なので快適に作業したいなら塗装ブースが必要になってきます。
初期費用が高いと、気軽に始めれないし、万が一、やめたときもダメージがデカい。家庭があるならなおさらです。
筆塗りだと気軽に始めれるので、やめたとしてもダメージ少ないですよ。
なので、これから塗装を始めるなら、まずは筆塗りからはじめましょう。
②:特別な環境がいらないから
筆塗りだとテーブルや置き台が1つあればどこでも作業できるので、塗装環境がない初心者でも気軽に塗装できますね。
水性塗料なら無臭なのでリビングや食卓でも気兼ねなく作業できますよ。
僕もいつもリビングで塗装してますし、一度も臭いとか言われてません。
場所を選ばないので、自分の部屋がない人も塗装を楽しめます。
自分の部屋があるなら、塗装ブースを置いたりして塗装環境を整えやすいかもですが、初心者でいきなり環境を用意するのは大変だし、何よりコストが高いです。
筆塗りだと、机があればどこでも作業できるので、初心者でも始めやすいのでおすすめです。
③:失敗してもリカバリーしやすいから
筆塗りだと、失敗からの復帰が楽ちん。例えばちょっとはみ出した場合でも、はみ出した瞬間に拭き取ればわりと大丈夫だったりします。
もし塗装した上にはみ出した場合でも、乾かして上から同じ色をちょっと塗れば問題なしですね。エアブラシやスプレーだと、またエアブラシ用意したりと、準備がけっこう面倒です。
筆塗りだと筆を出して塗料をつければリカバリーできたりと、用意が簡単です。
思いついた時に身軽に動けるのが筆塗りのいいところなので、失敗してもサクッと直せますね。
もちろん、失敗しない工夫も大事なので、作業は丁寧にやりましょう。とはいえ、最初は失敗しやすいし、失敗するのが普通なので、まずはリカバリーのしやすさは大事なポイントです。
上記3つの理由から塗装初心者には筆塗りからスタートするのがおすすめです。
そしてさらにステップアップしたくなったら、塗装ブースなどで塗装環境を揃えつつ、スプレーやエアブラシに挑戦すればOKですね。一歩ずつ階段をのぼる感じです。
これだと、ある程度塗装の知識もついてるので、いきなりエアブラシから始めるより、スムーズです。
ガンプラの筆塗り初心者にこれだけは用意して欲しい道具5つ
筆塗りに必要な道具は下記のとおりです。
- 塗料
- 筆
- かき混ぜ棒
- 塗料皿
- 塗料の溶剤
- スポイト
- 持ち手
- 塗装ベース
- 作業マット
上記が必要な道具で、詳しくは「【簡単】ガンプラの塗装初心者に必要な道具まとめ【手順も解説】」の記事に書いてるので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
この記事では全部書くと長くなるので「これだけは用意して欲しい道具だけ」絞って紹介しますね。用意して欲しい道具は下記の5つ。
- 塗料
- 筆
- 塗料の溶剤
- 持ち手
- 塗装ベース
では1つずつ説明していきます。
①:塗料
まずは、塗料。ラッカーやエナメルなどいろいろありますが、初心者には「水性アクリル塗料」がおすすめです。
- 臭くない
- 塗りやすい
- 買いやすい
といった理由があるからですね。
僕もいつも使ってる塗料で、リビングで塗っても全く臭いません。そして、乾きもよくて塗りやすいです。
水性アクリル塗料は、タミヤとクレオスの2種類あるので、公式サイトを見つつ好みの色を探しましょう。
②:筆
続いては筆。筆は特になんでもいいんですが、あまり大きくないのがいいですね。
大きな筆だと広い面積は塗りやすいですが、端っことか、一部だけとかは塗りにくいです。
いきなり大きい筆だと99.9%はみ出すのでやめましょう。最初から全塗装とかしないと思うので、まずは部分塗装しやすい小さめの筆がおすすめです。
100均でもホームセンターでも、手持ちの筆でも何でもOK。何を選んでいいかわからない人は、下記のタミヤの筆セットが便利ですよ。
③:塗料の溶剤
溶剤は「専用のうすめ液」のことです。
- 水性アクリル塗料なら、アクリル溶剤
- エナメル塗料なら、エナメル溶剤
といった感じで、塗料と同じ名前の溶剤ですね。
溶剤の用途は、
- 塗料を塗りやすく薄める
- 筆についた塗料をキレイにする
といった用途です。溶剤は大事なので、塗料にあった用意してくださいね。アクリル溶剤なら下記のタミヤがおすすめです。
④:持ち手
持ち手は、パーツを掴む持ち手のこと。
持ち手を使わず、手でパーツを持って塗装すると、
- シンプルに持ちにくい
- 手の脂で塗料がのらない
- 手に塗料がついて汚れる
となって、良いことありません。
なので、持ち手を使いましょう。塗装する時はもちろん、乾かすときも後で紹介する塗装ベースに立てれるので便利です。
仕上げにつや消しを吹くときにも使えるので、持ち手を用意してください。
ちなみに僕は下記のクレオスの持ち手を使ってます。
※持ち手は100均のクリップとかでもOKです。ただ挟む力が強すぎるとパーツに傷が入るので要注意です。
⑤:塗装ベース
塗装ベースとは、先ほどの持ち手を立てる台のことです。
なので、持ち手を使うならセットで必要ですね。
よくある塗装ベースは猫の爪とぎみたいになっていて、持ち手を指して立てて使います。市販の塗装ベースじゃなくても発泡スチロールなどでも代用可能。
とにかく持ち手が立てて安定すれば何でもOK。僕が使ってるのは下記の塗装ベースです。広いし使いやすいです。
持ち手を立てて置ける塗装ベースや台を用意してくださいね。
ガンプラを筆塗りで塗装する方法と手順
続いては具体的な塗装手順を解説していきます。
手順は下記のとおり。
- 塗装部分を決める
- 色をざっくり決める
- 塗料を塗りやすく薄める
- 複数回、重ねて塗っていく
ではそれぞれ解説していきます。
塗装部分を決める
まずは「どこを塗るか?」を決めます。
最初は「部分塗装」がおすすめですね。コツが掴めてないうちから、いきなり広い面積を塗ろうとすると大変なので、まずは小さく始めます。
- バーニアの内側
- センサー部分
- パーツの一部
など。まずは塗る部分を決めます。
色をざっくり決める
塗る部分を決めたら、塗る色を決めます。
といっても、自分で考える必要はなくて、まずは「説明書を参考」にすればOK。
説明書には「センサー部分はレッドが80%とホワイトが20%
」と親切に書いてあるので、参考にしましょう。もちろん、好みで選んでも大丈夫です。塗る色を決めます。
塗料を塗りやすく薄める
続いては、塗る準備です。まずは塗料ビンのフタを開けて、かき混ぜ棒でしっかりかき混ぜます。かき混ぜ棒は市販の物でもいいし、マドラーとか使わないスプーンでも何でもいいです。
塗料は少しでOK
20~30回ぐらいかき混ぜたら、塗料を塗料皿に出します。出す量は、かき混ぜ棒に残ってる塗料をちょこっと出す。ぐらいでOKです。多すぎると塗ってる時に乾いて使えなくなるので、出しすぎ注意です。
ちなみに塗料皿だとあとで洗う必要があるので、アルミホイルとかだと捨てるだけでいいので、簡単ですよ。
溶剤は1~2滴でOK
よく「塗料に対して○%」とありますが、筆塗りだとそこまで神経質にならなくて大丈夫です。
かき混ぜ棒に残ってる塗料だと、溶剤は1~2滴でOK。イメージは1センチの塗料に1滴な感じですね。
溶剤を加えたら混ぜて準備OKです。
複数回、重ねて塗っていく
ここからようやく塗っていきます。ちなみに筆塗りは「重ね塗りが基本」です。
色と濃度にもよりますが、3~5回ぐらい重ね塗りすればキレイに仕上がりますよ。
まず1回目を塗ります。このとき、筆に塗料を付けすぎないように要注意です。
滴るぐらいつけると不要な部分に流れる&ダマになって汚くなるので、気をつけてください。
薄~く、「これでいいの?」ぐらいの量でOKです。1回目だとあまり or ほとんど塗れないかもですが、それで大丈夫なのでご安心を。
乾いたら同じように、塗料を付けすぎず2~3回と重ね塗りします。重ね塗りしていくと不思議とちゃんと色が塗れるのがわかると思います。
交互に塗ると、さらに良い
できれば1回目を縦向きで塗ったら、2回目は横向き、3回目は縦向きと、交互に塗ると筆ムラが多少キレイになるので意識してみてください。
もし乾くのが遅い・待てないならドライヤーで乾かすのもいいですよ。僕もよくやってます。
※サフなど下地処理をするとさらにキレイに塗れるので、余裕が出てきたら挑戦してみてください。
はみ出したら削ったり、再塗装する
あとは、はみ出したら爪楊枝やデザインナイフで削れば問題なし。塗装の上にはみ出したら、その部分だけ塗装して修正しましょう。
キレイに塗れればいいので、順番はどうでもよくて、自分のやりやすい順番でやってみてくださいね。
塗装後はつや消しトップコートをしましょう。筆ムラもキレイになるし、塗装面の保護にもなり、仕上がりも良くなるので一石三鳥ですよ。
ちなみに、スミ入れやデカールはつや消しの前に済ませてください。順番で書くと、塗装 → スミ入れ → デカール貼り → つや消しトップコートの順番ですね。
スミ入れとか塗装の順番に関しては「ガンプラに「スミ入れするタイミング」を仕上げのパターンごとに解説」の記事で詳しく書いてるので、気になるならチェックしてみてください。
あとは塗る部分に同じ作業を繰り返すだけです。がんばってくださいね。
まとめ:ガンプラ塗装初心者は筆塗りから始めてみましょう!
今回は「何をどうすればいいのか?」と悩む塗装初心者に向けて書いてきました。
最後にもう一度まとめます。
といった感じですね。
まずは筆塗りで塗装に慣れましょう。そしてそのまま筆塗りを極めるも良し。エアブラシなどに挑戦するも良しです。楽しくガンプラ作りながら塗装に慣れてくださいね。
では、今回は以上です。これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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