どうも、筆塗りモデラー(そんなのあるの?)のジェリド・メサ夫です。
夜な夜な、リビングの机で妻と喋りながら筆塗りしてます。
さて、今回は「筆塗りのメリット」について書いていきます。完成作品はすべて「筆塗りで仕上げてる」ので、参考になるはず。
わかりやすいように、メリットとデメリットをまとめておきますね。
ちゃんと検討してほしいので、デメリットも書きました。なんでも良い面・悪い面があるので、どちらも知った上で「筆塗りにするかどうか?」の参考材料にしてください。
記事後半では「筆塗りしてみようかな。」と思った人に向けてやるべきことも書いてるので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
では、2分ほどで読めるボリュームなので、早速どうぞ。
ガンプラで筆塗りするメリット5つ【最高に気軽です。】
筆塗りをしてて感じるメリットは、下記の5つですね。
- 特別な環境がいらない
- 必要な道具が少ない&安い
- 失敗しても修正しやすい
- 道具の使い方を覚えなくていい
- 行き当たりばったりでOK
ではそれぞれ見ていきましょう。
メリット①:特別な環境がいらない
1つ目のメリットは、特別な環境がいらないことです。机さえあればどこでも作業OK。
エアブラシやスプレー塗装だと「塗装ブース」や、「塗装ブースを置く部屋」だったりが必要ですが、筆塗りには不要。
筆で塗るだけなので、机さえあれば作業できますね。
また水性塗料を使えば匂いもないので、部屋も選びません。
リビングでも寝室でも子ども部屋でも書斎でもトイレでも風呂でも、、、「ガンプラ部屋」なんてなくても作業できますよ。
特別な環境がいらないのが1つ目のメリットですね。
メリット②:必要な道具が少ない&安い
メリットの2つ目は必要な道具が少なくて、安いこと。
「ガンプラを塗装したい初心者は、筆塗りから始めるべし【詳しく解説】」の記事で解説してるのですが、筆塗りで最低限、必要な道具は下記だけ。
- 塗料:タミヤのアクリルと塗料だと1つ200円ほど。
- 筆:最初は安い筆でもOKです。タミヤのスタンダードな筆だと1本300円ほど。
- 塗料の溶剤:塗料を薄めたり筆の掃除に使う液体。ミニで1つ200円、大サイズで700円ほど。
- 持ち手:塗装するときにパーツを固定する持ち手。持ち手がないと手についたり、置いたりできないので必要。36本入で1,000円ほど。
- 塗装ベース:持ち手を置く台。乾燥させるのに使う。1つ1,000円ほど。
2~3,000円あれば全部揃いますね。
他にあれば便利な道具も揃えたとしても5,000円あれば揃います。
もし塗装ブースを買うなら、Amazonで調べても1万円以上が普通。さらにエアブラシだと、エアブラシ本体やコンプレッサーなども必要なので、初期費用がけっこう必要ですね。
サクッと必要な道具が揃えやすいのも筆塗りのメリットです。
メリット③:失敗しても修正しやすい
筆塗りだと、失敗してもサッと治しやすいです。
例えば、
- はみ出した! → はみ出した瞬間に拭き取る。
- 拭き取っても消えない! → 塗装してない面だったら、つまようじとかで削る。塗装してる面だったら、筆ではみ出した上から塗料する。
といった感じですね。
エアブラシだと「準備が多い」ので、こうはいきません。
筆塗りは身軽に作業できるので、失敗しても、サッと修正できますよ。
初心者には失敗がつきものなので、修正しやすいのはメリットですね。
メリット④:道具の使い方を覚えなくていい
4つ目は「道具の使い方を覚えなくていい」ことです。
筆に塗料をつけて塗るだけなので、特に覚えることはありません。
絵の具を塗る感覚で、小学生でもできますね。
エアブラシだとたぶん使った経験ないと思うので、エアブラシ本体の使い方、コンプレッサーのセット方法とかわかりませんよね?
さらに、道具の使い方以外に、
- 塗料の濃度
- エア圧
- 距離
と、塗装方法も覚えないといけません。
筆塗りでも塗料の濃度は覚えないといけませんが、エアブラシほど細かくなくて大丈夫。
エアブラシだと、塗料が濃すぎる詰まったりするので、濃度調整は大事。
ですが、筆塗りだと「詰まる」とかないので、言い方悪いかもですが、テキトーでもOKです。
特に何かを覚えなくても作業できるのが、筆塗りのメリットですね。
メリット⑤:行き当たりばったりでOK
- 塗りながら、色の変更
- 塗りながら、塗装場所の変更
上記のように「作業しながら変更する」ことが、筆塗りだとしやすいです。
「筆塗りは身軽」なので、違うと思ったら、サッと筆を洗って、別の色を塗ったりできるからですね。
最初にある「◯◯で塗ろう!」と決めますが、「塗ってみると想像と違った」とか多いんですよね。
僕もよく、
- 赤く塗る
- ちょっと濃いかも?
- 白を混ぜて薄くする
- いい感じ!
- いざ塗ってみると、この部分気になるな。
- よし、塗ってみるか!
- おぉ、いい感じ、塗って正解かも。
みたいに塗りながら変更が多いです。
むしろ、ほとんど最初の段取りや想定どおりで終わったことありませんねw
ほんと、行き当たりばったりです。ですが、こんな感じで「行き当たりばったり」や「フィーリング」で変更しながら作業できるのも筆塗りのメリットです。
ガンプラで筆塗りするデメリット3つ
筆塗りしてて感じるデメリットは下記の3つ。
- 色ムラがでやすい
- 塗膜が厚くなりやすい
- 作業時間がかかる
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:色ムラがでやすい
エアブラシやスプレーに比べて、色ムラが出やすいです。
塗料の量が均等じゃなかったり、塗るときの筆運びでムラがでるときがあるからですね。
エアブラシでも吹き方によってムラがでますが、筆塗りのほうが出やすいです。とはいえ、色ムラが気になるなら、
- 塗料の濃度を調整する
- リターダーを使ってみる
- トップコートで仕上げる
といった作業をすると、色ムラも気にならなくなりますよ。
かなり近くで見ないとわからないぐらいですね。
エアブラシに比べると色ムラは出やすいので、気になるなら工夫してしあげましょう。
デメリット②:塗膜が厚くなりやすい
厚塗りになりやすいです。理由はシンプルで、筆塗りは「重ね塗り」が基本だからですね。
数回重ねて塗るので、どうしても重ねた分、厚くなりがち。
対策としては、「塗料は希釈して、薄く重ね塗り」の徹底しかないです。
とはいえ厚塗りで困るのは「モールドやスジ彫りが埋まること」がほとんどだと思います。
なので、埋まりそうなら、
- いつもより、深く彫っておく
- 少し太めのスジ彫りにする
- 後から埋まった部分を彫る
上記を試してみてくださいね。
筆塗りは重ね塗りするので、どうしても、塗膜が厚くなりやすいです。
デメリット③:作業時間がかかる
部分塗装ならいいですが、広い面積を塗るときは、時間がかかります。先ほど書いたとおり、重ね塗りするからですね。
『広い面積 × 回数』なので、塗る面積が増えるほど、時間も増えます。
こればかりは、「仕方ない」ですね。筆塗りで広い面積を素早く終わらせる方法はないと思います。(あれば知りたい!) もし急いで作業しても、汚かったら意味ないですしね。
塗る面積が増えるほど、オリジナル度が増えて仕上がりがカッコよくなるので、「作業時間が増える = 愛着も増える」と思って作業しましょう。
ガンプラの筆塗りに向いてる人・向いてない人
下記の人は、筆塗りがおすすめですね。
- 塗装初心者
- 塗装環境がない人
- 気軽に塗装したい人
- 細かい部分だけ塗装したい人
塗装初心者
道具が少ないし、特別な環境がなくても大丈夫だからですね。
筆塗りは気軽に始めやすくて、気軽に作業できます。
まずは筆塗りから始めつつ、慣れてきたり、環境が整えれるなら、エアブラシやスプレー塗装に挑戦すればOKです。
塗装環境がない人
筆塗りに特別な環境は不要です。
道具さえ揃えれば、今いる部屋で作業できるからですね。
- 塗装ブースが置けない
- ガンプラ部屋がない
- 匂いがNG
上記の方は、筆塗り&水性塗料から始めてみましょう。
気軽に塗装したい人
筆塗りだとサクッと作業できます。
もっと気軽に塗装するならクレオスから発売されてる「ガンダムマーカー」もおすすめですね。
ペンタイプなので、筆塗りよりさらに気軽。マジックで塗るみたいに超気軽ですよ。
気軽に塗装したいなら、筆塗り(もしくはガンダムマーカー)がおすすめです。
細かい部分だけ塗装したい人
パーツの一部だけ、とかなら筆塗りが向いてます。
エアブラシや缶スプレーだと準備が大変だからですね。
むしろ、エアブラシの人でも「細かい部分だけ仕上げに筆塗り」だったりするので、部分塗装は筆塗りで決まりです。
上記が筆塗りが向いてる人でした。
逆に、「塗装環境が作れそうだし、キレイに塗装したい!」ならエアブラシやスプレー塗装に挑戦しましょう!
ガンプラの筆塗りを始めるならやるべき3つのこと
筆塗りを始めるなら、下記をやりましょう。
- まず道具を揃える
- 塗装の段取りをする
- まったり塗装する
道具を揃えないと始まりませんね。
段取りとは「どこを、どこまで、どの色で塗るか」を決めること。当たり前かもですが、大事です。
道具が揃って段取りができれば、あとは作業あるのみ。
ちょっと記事が長くなってしまったので、詳しく知りたい方は下記を参考に作業してください。
» ガンプラに筆塗りしたい初心者がやるべきこと3つ【簡単でOK】
まとめ:塗装初心者こそガンプラを筆塗りしてみよう!
今回は「筆塗りのメリット」について書いてきました。
改めてまとめますね。
上記です。
筆塗りしてカラーリングが変わると、圧倒的にオリジナル作品になるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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