どうも、キレイにエッジ出しができたパーツを眺めるのが好きなジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回はガンプラのわかりにくいエッジ出し(面出し)を、どこよりもわかりやすく解説してます。
エッジ出しやったほうがいいっぽいけど、よくわからん!という方に向けて、
- エッジ出しとは
- エッジ出しの効果
- エッジ出しに必要な道具
- エッジ出しの簡単なやり方
といった内容を書いてるので、気になる箇所だけでも読んでみてくださいね。
きっと読み終えた頃には「エッジ出ししよう!」って思えるはず。
では、早速本文をどうぞ!
※面出しとエッジ出しはセットです。
「面出し=平面をキレイにする作業」「エッジ出し=角をキレイにする作業」で、角をキレイにするには、平面をキレイにする必要がある。そして、平面をキレイにすると角がキレイになるからですね。
ガンプラのエッジ出しとは「パーツの角をハッキリさせる」作業のこと
エッジ出しとはパーツの角をヤスリなどでキレイにして、ハッキリ・くっきりさせる作業のこと。
ガンプラは子どもが触ることもあるので、安全のために「わざとパーツの角や端が丸く」作られてます。
この「わざと丸くなってる角や端」は「バンダイエッジ」と呼ばれていて、丸くなってるぶん、シャープさが失われしまってるんですよね。
安全に遊ぶためには必要ですが、カッコよく仕上げるには不要なので、丸い角をハッキリさせるのがエッジ出しです。
ガンプラにエッジ出しをするとリアル感が増してカッコよく仕上がる
エッジ出しをすることで、リアル感が1.5倍になります。
エッジ出しをすると、丸い部分が消えてシャープな印象でカッコよく仕上がるからですね。
塗装とかスミ入れに比べると効果や変化に気づきにくいかもですが、気づきにくいだけでカッコいい作例はしっかりエッジ出しをしてます。
例えばアンテナをシャープにしたり、エッジ出しのビフォーアフターを見ると印象の違いがわかりやすいです。
エッジ出しができてると、完成後の印象が変わり作品レベルが上がるのでやったほうがイイ作業です。
エッジ出しって小難しい作業に感じますが、ようするにカッコよくするための作業なので、
- ゲート処理
- スジ彫り
- スミ入れ
- 部分塗装
- 全塗装
- つや消し
といった作業と同じです。
つまり「カッコよくするためのひと手間」ですね。
とはいえ、いきなり全パーツにエッジ出しするのは時間も手間もかかるので、
- まずはアンテナだけ
- 目立つパーツだけ
- ウイング部分だけ
みたいに、できそうなことから少しずつ作業するのがいいですよ。
ぼちぼちがんばりましょう。
ガンプラのエッジ出しに必要な道具【手持ちでOK】
エッジ出しは平面をキレイに削れるヤスリがあれば大丈夫です。
削ってる途中でふにゃっとならない、硬いヤスリですね。
おすすめは、紙やすりにリタックスティックやFFボードアクリルといった「当て木」を使うパターン。
一番メジャーでコスパもいい感じです。
「当て木がよくわからない」という方は、下記記事をご覧ください。
他にもエッジ出し用に作られたゴッドハンドの「エッジ出しヤスリ」もおすすめですね。
そのまんまのネーミングですが、薄いのに硬いエッジ出し専用ヤスリです。
ちょっと高いけど「さすが専用ツール」といった使いやすさですね。
あれこれ迷うのが面倒なら、専用ツール導入するほうが簡単でキレイですよ。
もちろん、硬めのスポンジヤスリや金属ヤスリでも問題ないので手持ちのヤスリを試してみましょう。
ようは平面がキレイに削れたら何でもいいので、プラ板を当て木の代用にして自作する人もいてますね。
ただ、自作はノウハウがないと難しいので初心者は便利ツールを使うほうが簡単でキレイにできますよ。
エッジ出しに必要なのは「平面がキレイに削れるヤスリ」です。
簡単なガンプラのエッジ出し手順をよくある3箇所にわけて解説
続いて、具体的にエッジ出しをする作業を解説していきます。
エッジ出しでよくある箇所別にまとめました。
よくある箇所は次の3つ。
- アンテナ
- 角のあるパーツ
- バンダイエッジのあるパーツ
それぞれ見ていきましょう。
①:アンテナ
アンテナのエッジ出しから説明していきます。
始めてエッジ出しするならアンテナのシャープ化から始めてみてください。簡単なのに効果抜群です。
アンテナをシャープにする方法は下記の2つ。
- カットして削る
- ひたすら削る
※他にもやり方はありますが、初心者でも簡単で失敗しにくい方法だけ掲載してます。
では解説します。
ちなみにアンテナ以外にウイング部分の先端とかにも使えるやり方なので、覚えておいて損はないです。
アンテナをシャープにする方法①:カットして削る
アンテナの丸い部分をニッパーでカットします。
次に先端を少し斜めにカット。
あとは切った部分をヤスリがけしていけば完了です。
カットした部分を削るだけなので、作業もシンプルで簡単ですね。
先端を斜めにカットするときは、切りすぎないように要注意です。
一番簡単なので初心者はまずこの方法からやってみてください。
これだけでも印象違ってきますよ。
アンテナをシャープにする方法②:ひたすら削る
先端の丸い部分をカットしたら、ひたすら削って先端を細くしていくだけ。
削り具合を確認しつつ両側から削りましょう。
ちょっと時間かかるけど、きれいな形のアンテナに仕上げることができる方法です。
とはいえ、あまりピンピンに尖らせると痛いですよ!
②:角のあるパーツ
2つ目はよく見かける角のあるパーツ。
角のあるパーツはシンプルに角をハッキリさせるために、両面を削っていけばOKです。
記事冒頭にも書いたとおり、面出しをして平面をキレイにすれば自然と角がキレイになるからですね。
ちなみに削るときは面積が大きい方から削るとやりやすいですよ。
ヤスリを平面に当てつつ、ゆっくり何度も削ります。
ちゃんと削れてるとパーツの艶がだんだんと消えていくので、艶が目立たなくなるまで削ればキレイな角のできあがりです。
ただ、たまに角が平面のパーツがあるので、その場合は無理して削らなくても大丈夫です。
「このパーツだと角をハッキリさせるの難しそう」と思ったらパスするのもありですよ。
全部やる必要はありません。
③:バンダイエッジがあるパーツ
3つ目はバンダイエッジのあるパーツ。
バンダイエッジをシャープにするのがエッジ出しの醍醐味と言っていいほどです。
作業はシンプルで、バンダイエッジがなくなるようにヤスリがけしていけばOKですね。
削るときはしっかりヤスリが平面に当たることを意識しつつ、1回ごとに確認しながらゆっくりヤスリがけしましょう。
あとはバンダイエッジが気にならなくなれば完成。
バンダイエッジはパーツの端(フチ)に多いので、しっかりエッジ出しができると、パーツがシャープになって印象が変わりますよ。
とはいえ何度も書いてるとおり、いきなり全パーツエッジ出しするのも大変なのでまずは、
- できそうな部分
- 目立つ部分
といった箇所から挑戦してみましょう。そしてある程度慣れてきたら、エッジ出しするパーツを増やしていけばいい感じです。
別のバンダイエッジの処理方法
ちなみに、アンテナのシャープ化と同じくパテやプラ板、瞬間接着剤を足してエッジ出しをする方法もあります。
先ほどは、丸い部分を削って尖らせる作業だったのでパーツがほんの少し小さくなります。
小さくなるといっても比較してようやくわかるレベルなのでご安心を。
とはいえ、「小さくなるのはちょっと…」と、ボリューム感を気にするなら瞬間接着剤やパテを足してから削るエッジ出し方法もあります。
ただ初心者だとパテとか難しいと思うので、まずは基本作業のヤスリがけでエッジ出しをしましょう。
ガンプラのエッジ出しで失敗した時の対処法
最後に、失敗したときの対処法を書いて終わります。
「エッジ出しの失敗=削りすぎて変形した」ことなので、対処法は次の4つ。
- パテや瞬間接着剤で盛って削り直す
- 同じ部品をバンダイで部品注文する
- 削りすぎたパーツに合わせてしまう
- 経験だと思って、今回はあきらめる
といったことが対処法ですね。
ちなみに2つ目の部品注文はバンダイサポートサイトからクレジットカード払いで、ウェブ注文することも可能。
パーツ代金+送料がかかるので「いろいろ試したけど、どうにもならない!」時の最終手段って感じですね。
仕事で作るなら修正必須かもですが、趣味なら「これも勉強だ」と割り切って作業するのもいいですよ。
とにかくエッジ出しで削りすぎたりすると修正が大変なので、理想は「失敗しない」のが一番。
そのためにも、ヤスリがけするときは、ゆっくり確認しながらが大事です。
まとめ:エッジ出しをして、ガンプラをシャープに仕上げよう!
今回はガンプラのエッジ出し(面出し)について解説してきました。
改めて最後にまとめます。
といった感じですね。
エッジ出しは面倒ですが、仕上がりのクオリティが数段上がる作業なので、ぜひやってみてくださいね。
最初はアンテナだけ、目立つパーツだけ、といった感じで少しずつ作業してみてください。
では、今回は以上です。これからも一緒に、楽しいガンプラライフを送りましょう!
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