どうも、シールじゃなくて「デカール」って言うと、なんかそれっぽいなぁと感じてるジェリド・メサ夫(@jeridmessao)です。
今回はガンプラにデカールを貼る方法を初心者の方にわかりやすいようにまとめました。
細かい部分だとうまく貼れなかったり、ズレたりして難しいですよね。
あと「そもそもどうやって貼るの?」というデカールもあったりします。
そこで、本記事では下記のデカールの種類ごとにわけて解説してます。
- よく付属してるシール → ホイルシール
- たまに付属してる透明なシール → マーキングシール
- 別売で作例とかでよく見るシール → 水転写デカール
- MGとかに付属してるシール → ドライデカール
それぞれ貼り方のコツをわかりやすく説明してるので、今日からキレイにデカール貼れるようになれますよ。
では読みやすいボリュームにまとめてあるので、本文をどうぞ!
ガンプラのデカールの貼り方を手順付きで解説
デカールの種類ごとに貼り方を解説していきます。
最初に書いたとおり、デカールには下記の4種類あるので種類ごとに書いていきますね。
- よく付属してるシール → ホイルシール
- たまに付属してる透明なシール → マーキングシール
- 別売で作例とかでよく見るシール → 水転写デカール
- MGとかに付属してるシール → ドライデカール
ちなみに「自分の貼ろうとしてるデカールはどれ?」と迷う方は下記と照らし合わせて確認してみてください。
デカール貼るならピンセットは必須です。手だとつかみにくいデカールもピンセットだと簡単に掴めて、決めた位置にキレイに貼れます。持ってない方は用意してくださいね。
おすすめはアネックスのグリップ付きのピンセットで持ちやすくて非粘着加工なのでシール離れがいいですよ。
ピンセットはデカール貼り以外にも使うのでこの機会に用意しておきましょう。
アネックス以外のおすすめは下記記事で紹介してるので、ご覧ください。
ホイルシールの貼り方
ホイルシールはほとんどのガンプラに付属してる一般的なデカールです。
剥がすと裏に糊がついてるので、そのまま貼るだけ。シンプルですね。
シンプルですが、注意点もあるので貼り方を見ていきましょう。
- ピンセットを使って台紙から剥がす
- 端から位置を決めて、軽く乗せる
- 綿棒で空気を抜くように押さえる
という流れです。
では、詳しく見ていきます。
ピンセットを使って台紙から剥がす
手で剥がすと手の脂がついて粘着が弱くなるので、ピンセットを使いましょう。
端から位置を決めて、軽く乗せる
貼る場所に「ふわっ」と置くように軽く乗せます。この時、シールの端から乗せると位置の調整がしやすいです。
もしズレたらピンセットでゆっくり持ち上げつつ、決めた位置に乗せてくださいね。
綿棒で空気を抜くように押さえる
決まった位置に乗ったら、綿棒で押してしっかり貼ります。
端っこから空気をぬくように押さえるとキレイに貼れますよ。
もし、センサー部分とか綿棒が届かないところは、つまようじが便利。傷をつけないように優しくこするように押さえれば完成です。
以上がホイルシールの貼り方でした。
ホイルシールの余った部分は、
- 細く切ってラインにしたり
- 緑や赤の油性ペンで塗ってセンサー部分にしたり
と活用できるので、上手に使いまわしましょう。
マーキングシールの貼り方
次は別名「テトロンシール」と言われたりもする、マーキングシールの貼り方を書きます。
ホイルシールと同じく、最初から糊がついてるので、剥がして貼ればOK。
ホイルシールを透明にして粘着弱めにしたのが、マーキングシールって感じですね。
貼り方も似ていて、詳しくは下記のとおり。
- 余白部分を切る
- ピンセットを使って台紙から剥がす
- 端から位置を決めて、軽く乗せる
- 綿棒で空気を抜くように押さえる
という流れです。
余白部分を切る
まずは不要な部分をデザインナイフなどで切り取ります。
透明とはいえ、そのままだとフィルムっぽさが残るので、カットするほうがカッコよく仕上がります。
もちろん、面倒ならそのままでOKです。僕も面倒くさいときはそのままです。笑
ピンセットを使って台紙から剥がす
手の脂がつくと、粘着が弱くなるのでピンセットを使います。
端から位置を決めて、軽く乗せる
貼りたい位置に、置くように乗せます。
このとき、シールの端から乗せると位置調整がしやすいです。
綿棒で空気を抜くように押さえる
シールを乗せれたら、綿棒を使って端から空気を抜くように押さえれば完成。
もし、空気が入ったらデザインナイフの先っちょで穴をあけて、空気を抜いてあげればOKです。
水転写デカールの貼り方
次は水転写(みずてんしゃ)デカールです。
水転写デカールはまず付属してないので、別で買うタイプのデカール。別売なぶん、カッコいいデザインがおおいので、水転写デカールが使えると仕上がりのクオリティーが上がりまくります。
水に浸すことで台紙からシールが剥がれて、パーツに貼れるようになるデカールです。
なんか難しそうに感じるかもですが、やってみるとベタベタしないし、慣れると超簡単ですよ。
では貼り方を見ていきましょう。具体的には下記のとおり。
- 使う部分を切る
- 水に5~10秒ほど浸す
- ペーパーの上に1分ほど放置
- 貼りたい場所でスライドさせて置く
- 綿棒を転がして、水分を拭き取る
という流れです。詳しく見ていきましょう。
使う部分を切る
使う部分をデザインナイフなどで切り取ります。
水に5秒ほど浸す
次は水の入った小皿に、先程切ったデカールを入れます。
デカールをしゃぶしゃぶみたいにするイメージです。
ペーパーの上に1分ほど放置
しゃぶしゃぶしたら、キッチンペーパーの上にデカール面が上になるように置きます。
そして、1分ほど放置。
放置してデカールが動くようになればOK。もし動かないようなら、もうすこし放置してみてください。それでも動かない場合は、もう一度水に浸すところからやり直しです。
貼りたい場所でスライドさせて置く
ピンセットやつまようじを使いつつ、台紙からデカールをスライドさせて貼りたい場所に置きます。
位置がズレるなら、拭き取る前に位置調整をしましょう。
ちなみに、小さいデカールなら、スライドじゃなくピンセットで掴んで貼りたい場所に置いても大丈夫です。
スライドしたり、ピンセットで掴んだり、やりやすい方法でOKです。
綿棒を転がして、水分を拭き取る
デカールの端の方から「綿棒をクルクルと回転させて転がすように」して水分を拭き取れば完成です。
こするようにするとズレたり破れたりするので、「綿棒は転がすように」使ってくださいね。
もしこの時にズレてしまったら、貼り付いたデカールに水をつけると動くようになります。動くようになって、位置調整できたら改めて水分を拭き取れば大丈夫です。
デカールが大きくて綿棒じゃ小さすぎる!場合は、平筆を使って拭き取りましょう。
以上が水転写デカールの貼り方です。慣れるとベタベタしないし、位置調整もやりやすいので何回かやって慣れてくださいね。
ドライデカールの貼り方
続いてMGシリーズに付属してることが多い、ドライデカールです。
ドライデカールは台紙をこすると、デカールがパーツに貼り付くようになってます。
下記のようなドラえもんやトーマスのチューイングキャンディの紙についてたシールと同じで、お父さん世代はたぶん見たことあるはず。タンスとかに貼って怒られたり……。
話がそれてしまいましたが、貼り方を見ていきましょう。
- 使用部分を切り取る
- 位置を決めて固定する
- デカールをこする
- 台紙をゆっくり剥がす
という手順です。詳しく見ていきます。
使用部分を切り取る
使用する部分をデザインナイフなどで切り取ります。
あとでテープを使って固定するので、余白多めで切り取ってください。
位置を決めて固定する
貼り付ける位置が決まれば、マスキングテープなどで固定します。
ドライデカールはこすって貼り付けるので、こうして固定しないと動いてしまうんですよね。
デカールをこする
固定できたら、こすって貼り付けます。
- つまようじの後ろ側
- 太めのボールペン(インク注意)
- 金属のみみかき
- ドットペン
などなど。
身の回りにある道具を活用しつつ、こすってください。
台紙をゆっくり剥がす
台紙の端っこから、ゆっくりはがしていきます。
このときデカールが貼り付いてないなら、戻して、またこすってください。
一気にはがそうとすると、貼り付いてないデカールが破れたりするので、ゆっくり剥がしましょう。
もし一部ちぎれてしまったら、もう一度台紙を乗せてこすればOKです。
以上がドライデカールの貼り方でした。
シンプルにこするだけなので、ポイントは以下にズレないように固定できるか?ですね。
ガンプラのデカールを貼るのに必要なものまとめ
改めてデカール貼りに必要なものをまとめておきます。
- ピンセット:必須
- デザインナイフ or カッターナイフ or ハサミ
- 綿棒
- つまようじ
- マスキングテープ(固定できるなら何でもOK)
上記が必要なものです。
ピンセットはどのタイプのデカールでも使うし、他の作業でも使うので、1つは用意しておきましょう。
おすすめはアネックスの非粘着性ピンセットです。
ガンプラ制作におすすめの便利ツール&愛用ツールは下記で紹介してるので、良い道具が知りたい方はご覧ください。
ガンプラにデカールを貼るときに気になることを解決
デカールに関して下記が気になると思うので、回答を書きます。
- デカールはどれだけ貼ればいい?
- デカールはどの位置に貼ればカッコよくなる?
デカールはどれだけ貼ればいい?
結論、好みでOKです。
仕事で作るなら納品先の要望に合わせる必要がありますが、趣味なら自己満足で大丈夫ですよね。
とはいえそれだと答えになってない気がするので、まずは好みの作例のバランスを真似しましょう。
それ以外だと、
- 1パーツに多くて1つだけ貼る
- ある程度できたら、全体を見る
- 足りない部分だけ追加していく
という流れで貼っていくのがいいです。
デカールはカッコよくなるので、ついつい貼りすぎてしまうんですよね。
でも調子に乗って貼りすぎると情報過多になるので、最初は「足りないと不安」になるかもですが、少なめぐらいでちょうどいい感じになったります。
少なすぎたら後から追加すればOKですね。
僕はいつも「そもそもデカール貼らなくてもカッコいいんだから、少なくてもカッコいいはずだ!」と言い聞かせてます。
デカールを貼る量は好みでOKですが、シンプルが好みならまずは少なめで貼りましょう。
デカールはどの位置に貼ればカッコよくなる?
まず付属のシールは説明書どおりに貼ります。
それ以外の独自に貼るデカールは、下記を意識するといい感じになります。
- 大きいデカールは片方だけに貼る
- 小さいデカールは左右対称に貼る
- パーツの端のほうに貼る
- ディテールのラインに添って貼る
- 正面だけじゃなく、斜めから確認して貼る
といった感じでしょうか。ここもたくさん作例を見て真似しましょう。
好みの作例を見つけたらどんな場所にデカールを貼ってるか?をメモしておくと、自分好みの「カッコいいデカール位置」が明確になりますよ。
デカール貼りを続けてると「ここに貼ったほうが良さそうだな。」とか、「勘」みたいなのが磨かれて自然といい感じの位置に貼れるようになるので、まずはフィーリングでいいから貼ってみてくださいね。
そのためにはたくさんガンプラ作りましょう。
まとめ:デカールを貼って、好みのガンプラに仕上げよう!
今回はガンプラのデカールの貼り方を書いてきました。
デカールの種類によって貼り方が違うので、参考にしつつ作業してみてくださいね。
そして、自分好みのガンプラに仕上げましょう。
デカールを貼る位置に正解はないので、楽しみつつガンプラ作りを楽しんでください。
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