どうも、プラ板を覚えてサルのようにプラ板貼りまくってるジェリド・メサ夫(@jeridmessao )です。
今回はプラ板を使ってガンプラをディテールアップする方法を解説していきます。
色んな作例を見て「自分も同じようにカッコよく仕上げたい!」と思っても、実際やろうとすると何をどうすればいいかよくわからないですよね。
僕も同じでしたが、たくさん作ってきてノウハウやコツがわかってきました。
なので、初心者の方にもわかりやすいように、具体的な手順を書きつつ、さらに「どのプラ板がおすすめか?」、「○○すればさらにかっこよくなる!」テクニックもまとめました。
最後まで読むと今日からプラ板でディテールアップしまくれるようになりますよ。では、リラックスして読み進めてくださいね。
プラ板を使ってガンプラをディテールアップする方法
- 下書きしつつ、デザインを決める
- デザインに合わせてプラ板を切る
- 切り出したプラ板を、複製する
- 接着剤でパーツにプラ板を貼る
- 貼ったプラ板をなじませる
プラ板を使ったディテールアップ方法は上記のとおり。
それぞれ見ていきましょう。
①:下書きしつつ、デザインを決める
まずは「どんなデザインにするか?」ですね。
パーツにシャーペンで書いたり消したりして、デザインを決めます。
最初は迷うと思うので、Twitterやガンスタなどで作例を見たりして、好きな感じのデザインを真似もありですね。色々真似しつつ作業してると、だんだん慣れて自分流が出てきますよ。
まずは、真似しつつ、デザインを下書きして決めます。
デザインが決まったら、下書きをちょっと濃くしてキレイにしてくださいね。
②:デザインに合わせてプラ板を切る
下書きしたパーツの上から、マスキングテープを貼ります。
マスキングテープが貼れたら、テープの上から下書きした部分を爪とか綿棒でこすってください。
こすって、テープに下書きを転写されればOK。転写されなければ、再度下書きを濃くして再挑戦してください。とはいえ、うっすらでもラインがわかれば大丈夫です。
続いて、転写されたテープをプラ板に貼り付けて、切り取れば完成です。
小さなパーツならニッパーだと簡単&キレイに切れますよ。
もしデザインナイフで切り取る時は、上から押すように切るとズレにくいです。それ以外だと、定規を使いつつ切り取ってくださいね。
③:切り出したプラ板を、複製する
方法は2つあって、
- マスキングテープを再利用して複製する
- 切り出したプラ板を重ねて複製する
といった2パターン。まずは①のマスキングテープを使うパターンから説明しますね。
①:マスキングテープを再利用して複製する
「②」の作業で切り取ったプラ板から、マスキングテープを剥がします。
次に、新しいプラ板にマスキングテープを貼り付けて、同じように切り取れば完了。シンプルですね。
マスキングテープを残しておくと、次回からも使いまわしできます。
②:切り出したプラ板を重ねて複製する
まずは切り出したパーツが収まる大きさに、別のプラ板を切ります。
その上に「②」の作業で切り取ったプラ板を、瞬間接着剤を「1箇所だけにほんの少し、点付け」して貼り付けます。
貼り付いたら、プラ板をガイドにして切り取ります。
あとはデザインナイフをプラ板の間に入れて「ちょこっとこじると」外して完了。
やりやすい方法で、プラ板を複製してくださいね。
④:接着剤でパーツにプラ板を貼る
あとは複製したパーツを貼るのみ。
貼り方は2パターンあります。
- パーツに接着剤を塗ってから置く
- パーツを置いてから接着剤を流す
どちらの場合も流し込み系の接着剤が使いやすいです。タミヤの流し込み接着剤でもMr.セメントSPでもお好きな方をどうぞ。
個人的にはブラシが細めのタミヤが使いやすくて好みです。
先に接着剤を付ける場合は、ピンセットでパーツをつまんで接着剤をちょいとつける。そしてパーツに置いて完了。乾く前に微調整します。
あとで接着剤を付ける場合は、まずはパーツを置きます。そして、流し込み接着剤をプラ板の縁から流して完了です。こちらも乾く前に微調整をどうぞ。
ちなみに、僕はパーツを置いてから接着剤を流す派です。やりやすい方法でプラ板を貼ってくださいね。
もしピンセットを持ってないなら「【ガンプラ向けピンセット】初心者でも使いやすいおすすめ3選【失敗しない】」の記事を読んでみてください。
ガンプラ用のピンセットは普通のピンセットと違って、使いやすくできてますよ。
⑤:貼ったプラ板をなじませる
接着剤が乾いたら、
- 表面をヤスリがけする
- プラ板の角を取る
といった作業をすると、プラ板がパーツになじんで、いい感じになります。
プラ板の角は「デザインナイフでカンナがけ or 軽くヤスリする」ぐらいでOKです。ようするに気持ち、角を斜めにするイメージですね。
たったこれだけの作業で「いかにも貼りました感」が消えて、仕上がりが良くなりますよ。
あとはここまで紹介した作業をひたすら繰り返すだけです。たまーに飽きてくるかもですが、カッコいいガンプラを作るためにファイトです。
ガンプラのディテールアップにおすすめのプラ板を紹介
ガンプラ用のプラ板は下記の3つがメジャーですね。
- タミヤ
- ウェーブ
- エバーグリーン
どれも使いやすいのでオススメです。他にも100均でもプラ板が販売されていて使いやすいので、使いやすそうなのを選んでみてくださいね。
初心者なら「ウェーブの目盛り付きプラ板」がイイ
初心者には「ウェーブの目盛り付きプラ板」を猛プッシュします。「初心者」と書いてますが、上級者でも使われてるプラ板です。
その理由は、
- 目盛りが便利すぎる
- ほどよい硬さがイイ
といった理由だからですね。特に「目盛り付き」の破壊力はハンパないですね。
プラ板を切り出すときとか、目盛りのお陰で揃えやすいです。目盛りがないと、いちいち定規が必要だし、定規が滑ったりして動くと超ストレス。
また、目盛りはまっすぐ切るときに限らず、斜めにカットするときも「目印」にできて超便利。目印なかったら、コンパスとか必要で、面倒すぎですね。
一度でも目盛りありを使うと「目盛りなし」には戻れませんよ。
それぐらい便利なので、初心者には強くおすすめです。
※ちなみにウェーブでも「目盛りなし」のプラ板もあります。目盛りありは少しだけ高いですが「使いやすさ」を考えると、差額は誤差ですね。
プラ板に慣れてない初心者は「ウェーブの目盛り付きプラ板」を使いましょう。
ディテールアップに使うなら、厚みは「0.3」でOK
プラ板には色んな厚みがあります。例えばウェーブなら、
- 0.3
- 0.5
- 0.8
- 1.0
上記の4種類あります。色々あって迷うかもですが、ディテールアップでプラ板を貼るなら「0.3」がおすすめです。カットしやすく、厚すぎないので、改造にはもってこいです。
分厚いのがおすすめなら0.5でもいいですが、それなら0.3を重ねたら問題なし。
まずは0.3ミリのプラ板が使いやすいです。
プラ板でディテールアップする時に使えるテクニック5選
ディテールアップで使えるテクニックは下記の5つです。
- ディテールアップパーツを作る
- プラ板を重ねて貼る
- プラ板にモールドを彫る
- 小さく切ってカラーチップにする
- プラ板を利用してスジ彫りする
それぞれ見ていきましょう。
①:ディテールアップパーツを作る
貼るだけでカッコよく仕上がる、ディテールアップパーツを作ります。
具体的にはウェーブの「HGディテールパンチ」を使うだけ。
下記のような形にアッというまに切り取れます。
切り取ったら、そのまま貼り付けたり、ダクト風にして貼り付けたり、アレンジして使えて便利。
ダクト風が簡単に作れるとか、最高ですね。これぞディテールアップって感じの仕上がりになりますよ。
②:プラ板を重ねて貼る
貼ったプラ板の上に、小さなプラ板を貼るのもカッコいいです。
凹凸にメリハリが出て、いい感じになりますね。
全部同じような貼り方だと味気ないので、ワンポイントで、小さなプラ板を重ねてみてください。
③:プラ板にモールドを彫る
先程の逆で、貼ったモールドを彫ります。
シンプルにスジ彫りしたり、マイナスモールドを追加する感じですね。
ただ貼るだけより、情報量が増えて、カッコよく仕上がりますよ。
マイナスモールドって何? どうやって彫るの? と思った方は「【簡単】ガンプラにスジ彫りやモールドを追加する方法【コツやパターンも解説】」の記事で解説してるので、参考にしてください。
④:小さく切ってカラーチップにする
小さく切ったプラ板は、塗装してカラーチップにしましょう。
カラーチップを貼ると、センサー部分に見えるので、リアル感が出てカッコよく仕上がります。
1ミリ以下(とにかく小さく)切って、貼り付けて色を付ければ完成。
貼ってから色を付けてもいいし、先に色付けして作り置きも便利ですね。
詳しい作り方は「ガンプラディテールアップ用カラーチップの作り方について」の記事がわかりやすいです。
⑤:プラ板を利用してスジ彫りする
「プラ板を利用して…」というのは、プラ板を起点にしたり、経由してスジ彫りすることです。
こうすることで、「ただ貼ったプラ板」がスジ彫りと馴染んで違和感がなくなりますね。
具体的には、
- スジ彫りの途中にプラ板を貼る(マイナスモールドの代わりにプラ板を貼るイメージ)
- 貼ったプラ板とスジ彫りをつなげる
- 貼ったプラ板とプラ板をスジ彫りでつなげる
といった感じにするといい感じですね。プラ板を利用してスジ彫りしましょう。
スジ彫りのやり方は「【簡単】ガンプラにスジ彫り(スジボリ)する方法を初心者向けに解説【4つの手順つき】」をご覧ください。
まとめ:プラ板を上手く活用して、ガンプラをディテールアップしよう!
今回はプラ板を使ってガンプラをディテールアップする方法をまとめてきました。
最後のもう一度まとめますね。
プラ板を使ってディテールアップする方法は、
といった感じです。
そして、使うプラ板は「ウェーブの目盛り付きプラ板 0.3ミリ」が使いやすくていいですよ。
プラ板を使ってディテールアップして、オリジナルの作品を作ってくださいね。
きっと仕上がった時に「おぉ~!」って胸が踊るはずです。
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